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スタジオライフ

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孤高の男性演劇集団が描き出す美しく独創的な世界へようこそ

“2人のヴァンパイア”が囁くとき、孤独の魂は浮き彫りとなる……

女性演出家、倉田淳の創作する耽美な世界観を男性のみで表現する劇団スタジオライフ。30年以上に渡り培われてきた独創的な脚色力と美しくも繊細な舞台演出は女性を中心に圧倒的な支持を集めてきた。その最新作は『VANPIRE LEGENDS』。シェリダン・レ・ファニュの吸血鬼小説『カーミラ』を男性吸血鬼ゼーリヒの物語として描いた1998年のオリジナル舞台『VANPIRE LEGEND』に女性吸血鬼カーミラ版を加えて両方の視点から描く初の試みとなる。 1人の役者が男女の吸血鬼を演じるという高いハードルに挑むのは入団当初から女性や少年役を含め幅広い役柄を演じてきた松本慎也。そして1996年の入団以降、様々な舞台で主役を演じてきた曽世海司は女性版ではカーミラに魅せられていく少女ローラの父親役を、男性版ではゼーリヒに魅了される孤独な青年ジョージという2役を演じる。それぞれに本作への意気込みを聞いた。

PROFILE

松本慎也(まつもと・しんや)のプロフィール画像

● 松本慎也(まつもと・しんや)
2004年入団。『トーマの心臓』、『11人いる!』といった話題作に数多く出演。入団当初より女性・少年役を含め幅広い役柄を演じる。主役を演じることも多く劇団の主要メンバーの1人となる。外部出演も数多く、主な代表作としてミュージカル『黒執事 -千の魂と墜ちた死神–』、『大和三銃士 虹の獅子たち』、『魔術士オーフェン -はぐれ旅-』主演 オーフェン役など。

曽世海司(そぜ・かいじ)のプロフィール画像

● 曽世海司(そぜ・かいじ)
1996年入団。『トーマの心臓』ユリスモール役やオスカー役など主演を務めたのち、『訪問者』、『11人いる!』、『ヴェニスに死す』、『アドルフに告ぐ』といった話題作に出演。スタジオライフの中心的メンバーとして活躍するほか、外部公演ではCOMEDY TRAIN『サダオのサダメ』主演のサダオ役をはじめ、東京ハートブレイカ―ズ『サイレント・フェスタ』、升毅presents『THE TALKING MUSIC SHOW』など精力的に出演。テレビ東京『新テニスの王子様』黒部由紀夫役を務めるなど幅広い活躍を見せている。

インタビュー写真

―――2021年待望の初舞台が5月に上演されます。現在の率直な気持ちを聞かせてください。

曽世「コロナ禍で対策を練りながらでしたが、昨年は夏に朗読劇、秋に4人芝居を打たせてもらえて、ようやく今回6人での公演に至りました。スタジオライフでは吸血鬼ものはいくつかやっていますが、演出家の倉田淳が孤独をテーマにした世界観に絞り込むために6人芝居という形を思いついたようです。コロナ禍でも密にならないというのもありますが、吸血鬼や人間の孤独を突き詰めた結果、この6人を対比させる形が良いということになりました。年間上演数は以前と比べるとかなり減りましたが、その分1本の芝居にかける熱意を高く持つようにしています」

松本「出演者が少ない分、1人の心情をより濃密に描くことが出来ると思うので僕らも楽しみにしています。レイアウトを柔軟に変更できるのは自分達の劇場ならではの強みでもありますし、僕らからも色々なアイデアを出せる事も持ち小屋ならではと言えますね」

満を持して2人の吸血鬼をお披露目できる

―――松本さんは男女のヴァンパイアを演じられますが、演じる上で違いを意識することはありますか?

インタビュー写真

松本「キービジュアルが男女のヴァンパイアになっていますが、1日中メイクしていた気がします(笑)。メイクさんとカメラマンさんの力も借りながら、インパクトのあるものが出来たと思います。自分の中で男女を演じ分けることにそれほど苦労は感じていません。本番になるとメイクをして衣装を着て、すでにビジュアルが違うので、心が自然と切り替わるといいましょうか。ですので本番ではあまり心配はしていませんが、ビジュアルが変わらない稽古場は大変ですね。男性版から女性版に切り替わった時は、仲間から『え?今どっち?』みたいな(笑)

 自分の中では男女の違いと言うよりも、人物の違いを心掛けて描くようにしています。僕らは男優集団ですが、女性役を演じる所作や物腰などを先輩の方々から教えてもらって引き継いできました。そういうものの積み重ねが今回に出ると思うので、プレッシャーもありますが、是非僕らの芝居を観て頂きたいですね」

曽世「僕達は入団した時から女性役を演じるのが当たり前と捉えているので、あまり抵抗感がないと言えますが、同じ様な台詞でも語尾が違ってくるので、松本は同じ様であって同じではない2本分の芝居を頭に入れる大変さはあると思います。

 劇団として初めて吸血鬼ものを扱ったのが1998年の『Vampire Legend』で、ある意味スタジオライフの原点でもあるわけです。レ・ファニュの女性吸血鬼カーミラを描いた小説を男性版に置き換えたオリジナル舞台ですが、演出の倉田は当時の時代背景もあって男性が女性を演じることに迷いを感じていました。それから23年が経ち、僕達も様々な女性役に挑んできたこともあって今回、満を持して男性吸血鬼のゼーリヒと女性吸血鬼のカーミラという2人の吸血鬼をお披露目できることになりました。それで題名も“Legend”から“Legends”へと複数形になりました。

 僕はカーミラ版では妻を無くして娘のローラと暮らす父親と、ゼーリヒ版では孤独を抱えながら母親と暮らす青年、ジョージをそれぞれ演じます。父親としての目線、息子としての目線からどの様にそれぞれのヴァンパイアと接していくのかは是非注目してほしいところです」

物語の中にすっと入っていける

―――男性だからこそ演じられる世界というのはありますか?

インタビュー写真

曽世「これは劇団を旗揚げしてから暫く後になった分かったことらしいですが、虚構性を高めると言うか、芝居の物語性を高めるのにこの男性だけという要素が非常に効果的に働いているようです。

 本作も吸血鬼、中世ヨーロッパという日常とはかけ離れた世界ですが、男だけが演じることによってフィルターがかかって、より物語の中に入り込みやすいと倉田が実感したようです。お芝居は嘘の世界をどれだけリアルに感じ取って頂けるかが勝負ですが、嘘を嘘と思わせないフィルターが男優集団という要素によってかかるのであれば、それがうちの特性であり強みだとも言えますね。だから僕達も誇りを持って勇気を持って世界に深く入っていけると思います」

松本「初めて観に来て頂いた方も最初は違和感があるかな?と思っても舞台が始まってすぐにこの人は男性、この人は女性という風にすっと物語の世界に入って頂けると思います。その事でお芝居のテーマもより明確になるのではないかと。男が演じるからこそできる表現もありますし、女優さん相手では躊躇ってしまうアクションも男優同士だと可能であったりもします。気にせず投げ飛ばしたりすることも出来ますから(笑)」

普遍的なテーマが盛り込まれている

―――ここがスタジオライフの特色という部分はありますか?

インタビュー写真

曽世「スタジオライフを初めて観るという方には吸血鬼ものはおススメですね。虚構性の中にある真実や孤独感、悠久の時といったものを感じてもらいやすいと思います。それに普遍的なテーマがしっかりと盛り込まれているからこそ、時代を超えて多くの方に共感して頂けるのではないでしょうか。

 カーミラ版は完全新作になりますし、ゼーリヒ版も倉田が鋭意、書き直しているようなので間違いなく楽しんで頂けると思います。あとは是非、男性版・女性版の両チームを観て頂きたいですね。1人の役者が男女の吸血鬼を演じ分けているのは見どころの1つですし、スタジオライフならではのステージングの迫力にも是非注目してほしいです」

松本「きっと多くの方がこの作品に“美しさ”を期待されているのではないでしょうか。観て楽しいという舞台にはなると思います。吸血鬼はずっと孤独を抱えていて、誰かを求める姿というのも物理的に血を飲むだけではなくて、愛を求めているのではないかと感じます。それは今の時代にも共通する事ではないでしょうか。台本が出来上がるのが今から楽しみでたまりません!」

―――最後に読者にメッセージをお願いします。

曽世「15年前の再演の時にもジョージという役をやらせて頂いて、また同じ役を演じられることは幸せです。今だからできるジョージを最大限演じようと思います。スタジオライフの面白みが詰まった作品になりますし、スタジオライフだからこそ出来る吸血鬼物語です。是非、両バージョンをご覧ください!」

松本「魂を燃やしながら演じようと思います。その舞台での生き様を見届けに来て欲しいと思います。劇場でお待ちしております!」


(取材・文&撮影:小笠原大介)

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公演情報

「『VAMPIRE LEGENDS』」のチラシ画像
劇団スタジオライフ
『VAMPIRE LEGENDS』


2021年5月20日 (木) 〜2021年5月30日 (日)
ウエストエンドスタジオ
HP:公演ホームページ

22名限定!一般6,500円(整理番号付自由席・税込) → 5,200円さらに1200Pゲット!(5/13 20時15分更新)

※開場時間よりチケット記載の整理番号順にご案内いたします。

※ご注意※
日程により作品が異なります。「公演スケジュール」欄を必ずご確認の上、お申し込みの際は十分ご注意ください。
申し込み後の変更・キャンセルはできません。


こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。
カンフェティチケットセンター
0120-240-540
(平日 10:00〜18:00)
詳細はこちら
「『VAMPIRE LEGENDS』」のチラシ画像
『VAMPIRE LEGENDS』

2021年5月20日 (木) 〜2021年5月30日 (日)
ウエストエンドスタジオ
HP:公演ホームページ

整理番号付自由席:6,500円(税込)
※開場時間よりチケット記載の整理番号順にご案内いたします。

※ご注意※
日程により作品が異なります。「公演スケジュール」欄を必ずご確認の上、お申し込みの際は十分ご注意ください。
申し込み後の変更・キャンセルはできません。


こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。
カンフェティチケットセンター
0120-240-540
(平日 10:00〜18:00)
詳細はこちら