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勇翔・山崎真実・渡辺早織

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人生は生きていたらいくらでもやり直せるはず――

元五輪メダリストボクサーの栄光と挫折。その家族の愛と絆を描く心温まる感動作

“STRAYDOG”主宰・森岡利行の叔父でボクシング メキシコ五輪銅メダリスト・森岡栄治の波乱に満ちた人生劇がコロナ禍での度重なる延期を乗り越えて待望の東京公演を迎える。本作は2008年に映画化もされた。舞台化では破天荒で憎めない森岡栄治の生き様にファンタジーやコメディ要素に加えて“ライブ”ならではの歌やダンスも取り入れ、エネルギッシュで心揺さぶるエンターテインメント性の高い作品になっている。昨年7月の大阪公演に続きエイジ役には「BOYS AND MEN」を始め映画やドラマ、舞台などで活躍する勇翔。その妻、カズエ役にはミスマガジンを筆頭に数々の写真集をリリース、TV、映画、舞台と幅広く活躍する山崎真実が続投決定。そしてTBS「王様のブランチ」リポーターでお茶の間にその名を知らしめた女優・タレントとして多岐に活動する渡辺早織が人間と会話ができる猫・フブキ役として本作初登場する。3人に東京公演にかける思いを語ってもらった。

PROFILE

勇翔(ゆうひ)のプロフィール画像

● 勇翔(ゆうひ)
1993年2月5日生まれ、長野県出身。 名古屋発のエンターテインメント集団「BOYS AND MEN」のメンバー。2017年 TBSドラマ『マジで航海しています』に単独レギュラー出演。2019年 関西テレビ『ミナミの帝王ZERO』、2020年 TOKYO MX・BS日テレ『GARO-VERSUS ROAD-』など俳優としても活躍の場を広げる。

山崎真実(やまさき・まみ)のプロフィール画像

● 山崎真実(やまさき・まみ)
1985年9月20日生まれ、大阪府出身。 2004年ミスマガジン読者特別賞を受賞し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして多数の写真集を出版する一方で2005年NHK「100語でスタート!英会話」のレギュラーや2006年特撮番組『轟轟戦隊ボウケンジャー』の悪役・風のシズカ役などに抜擢。以後もドラマや舞台など幅広く活躍する。

渡辺早織(わたなべ・さおり)のプロフィール画像

● 渡辺早織(わたなべ・さおり)
1988年1月19日生まれ、東京都出身。 2007年 集英社「non-no」、第5回ミスTGCグランプリ受賞としてデビュー。2013年から日本テレビ「Zip!」、2017年からTBS「王様のブランチ」買い物の達人コーナーを数年経て、近年 映画『夕陽のあと』、テレビ朝日 ドラマ『やすらぎの刻〜道』、舞台『掃除屋』、テレビ東京 ドラマ『神様のカルテ』等に出演。3月まで出演のNHK Eテレ「旅するためのイタリア語」を始め、ドラマや舞台など多岐に活躍中。

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昭和が舞台だけども今を生きる人たちにも共感してもらえる作品

―――2020年7月の大阪公演以来となる待望の東京公演です。実際に演じられてみて本作への印象はどのようにお持ちですか?

勇翔「僕はまず2008年に公開された武田真治さん、広末涼子さん主演の映画『子猫の涙』を観てから歴代の舞台作品を映像で観ました。それまであまり舞台を経験していなかったので、話の軸となる人物を演じる事に自分が出来るか?という不安もありましたが、稽古を重ねていくうちに自信もついてきました。勿論、ボクサーという役は初めてでしたが、アクションというか体を動かす役は好きだったので、稽古が始まる前からボクシングジムに通って練習を通してボクサーらしい動きを研究するだけでなく、毎日の食事は野菜と豆腐中心に切り替えて減量もしました。

 特に演出の森岡さんからの指示があったわけではありませんが、そういう役作りを重視されると聞いていましたし、僕自身も役作りはしたいタイプなので自主的におこないました。お蔭でだいぶ体が軽くなりましたね。

 森岡栄治さんの人生は昭和ならではというか、現代ではなかなか出来ない生き方ですよね。劇中に栄治さんの『人生なるようにしかならへん』という言葉があるのですが、それは決して流れに全てを任せているわけではなくて、例え目標を持って生きていたとしても、その思い通りにはならない。だから全力で生きるんだというメッセージだと僕は受け取りました。映画を含めて色んな先行作品を観てきましたが、せっかくこの現代にやるならば今を生きる人たちにも共感してもらえるような感覚を取り込もうと。昭和の世界観や時代背景は尊重しつつも、現代のエッセンスを取り入れてお客さんに楽しんでもらえる舞台にしたいなと思いました」

山崎「エイジは破天荒でも魅力を持った人なので、妻のカズエを演じる際には敢えて役が目立ちすぎないようにしようと。カズエという役がやるせない現状から逃げきれず、色んな葛藤を持って生きているので、気持ちを抑えて前に出ないようにすることが役作りに生きると思いました。大阪を舞台にしたお話で私自身も大阪出身なのですが、よく大阪っぽくないと言われるのでどれだけ大阪の雰囲気を出せるか心配はありましたが、勇翔君が言うとおりあまり設定にとらわれずに現代だから出来る『路地猫』をやろうと心掛けました」

インタビュー写真

―――渡辺さんは東京公演から初出演になりますね。

渡辺「演出の森岡さんとは別の作品でご一緒させてもらっていましたが、本作の脚本をもらった時にまず面白いなという印象を受けて特に猫の役に興味を持ちました。人の世界と猫の世界をつなぐ役割といいましょうか、猫だからこそ俯瞰で物事を見る事でお客さんの心にもストンと落ちやすい。何か新しい役割の様なものを感じました。その分難しいだろうとは思いましたが、これは挑戦したいという気持ちになりました。

 コロナ対策という事もあって従来の様に役者同士が膝を突き合わせて煮詰めていくという作業ができない中、どういう風に役を作っていくか難しい部分はありますが、私は終始猫だけの世界に生きるので、人間界のドタバタに巻き込まれずに猫らしくマイペースにやっていこうと思います」

猫から見た人間の世界がもう1つの軸に

―――森岡栄治という実話をベースにしながらも、猫の視点から人間を観たストーリーも展開されるファンタジーの要素も本作の特徴の1つです。

山崎「確かにそうですね。森岡栄治という昭和の男臭い人間を取り上げてはいますが、冒頭に渡辺早織さん演じる人間の言葉を話す不思議な猫を登場させることによって、エイジの人生とは異なる2つの主軸でストーリーが展開されるのは面白いですね。男臭いお話は女性の方には少なからず抵抗があるじゃない。でもそういったファンタジー要素を入れることによって女性だけでなく色んな方に楽しんでもらえるはずです。さらに歌やダンスも入ることでより観やすい舞台になっていると思います」

勇翔「特に演出の森岡さんは実際の栄治さんの事を知っているので、僕が演じる上でも細かく演技や台詞の指導は入りますね。森岡さんご自身もボクシングトレーナーの資格を持っているそうなので、ボクシングの試合シーンもよりリアルに仕上がっているはずです」

山崎「稽古に入る前におこなうウォーミングアップもグローブをはめてのボクササイズですから(笑)とことんリアリティを追求しています!」

インタビュー写真

渡辺「脚本もリアルに描かれているので読みやすくて、昭和という昔であっても人間の根本にある思いは例え伝え方が違ったとしても通じるものはあると思います。ボクシングや猫の視点という色々な切り口にそういった思いが散りばめられているので純粋に元気を沢山もらえる作品だなと感じました。私個人としてはダンスのパートがあるので、猫らしく体の柔軟性を高めて臨みたいです」

苦しみや悲しみも必ず終わる日が来る

―――作品の1つのメッセージとして「人生の岐路に立った時の応援歌」というものがあります。

山崎「エイジはボクシングを辞めてから色んな壁にぶつかって苦しむのですが、作品を通してその苦しみや悲しみは必ずいつかは終わりが来るという前向きな気持ちを伝えているような気がしますね。踏み出す一歩は小さいけれども確実に前に進んでいるんだという気持ちにさせてくれます」

勇翔「栄治さんもメキシコオリンピック銅メダリストという栄光から一転して挫折を経験して、そこから良い事悪い事色んな道のりを経て最後に自分の中に幸せを見つけるお話なので、時代背景や社会情勢は違う現代であっても共感を得られる部分は沢山あるはずです。特にコロナ禍で苦しむ僕達にとっても明るい希望をもたらしてくれる作品ではないかと思います」

笑えるシーンも多くあります!

―――読者の方にメッセージをお願いします。

勇翔「本来であれば2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されて、本作も同様に上演されているはずでした。でも奇しくも今年2月に森岡ジム所属の日本フェザー級1位の丸田陽七太選手が日本タイトルを獲得したタイミングでこの舞台を上演できるのは不思議な縁だなと感じています。森岡栄治さんは過激な生き方ではありましたが、後世に色々残されている方なので、それを皆さんに作品を通して知って頂ければなと思います。『人生なるようにしかならへん』という言葉が色んなシーンで生きてくるので、皆さんの普段の生活の中でも響いてくる言葉なのではないかと思います。是非劇場で感じ取って頂ければ嬉しいです」

山崎「すごく泥臭い作品だと思いますが、元世界チャンピオンの長谷川穂積さんが非常に面白い関わり方をするのでそういったクスッと笑える部分も沢山ありますので是非楽しみにしてもらいたいですね。どういう登場の仕方をするのかは観てからのお楽しみです!

 劇中に登場する人たちがもがきながら前に一歩を踏み出す姿は、コロナ禍を生きる私達にも何かしらのヒントをもらえるはずです。今は生きづらい時代ですが、劇場に来て少し心が軽くなってもらえるように私達も精一杯頑張りますので、是非劇場にお越しください」

渡辺「この時勢、劇場にお誘いする事は決して簡単とは言えませんが、そういったジレンマを超えて伝えたいものが沢山ある作品です。私達に出来る対策は徹底した上で観に来て頂ければ、絶対に良いものを届けられるという確信はあるので、是非一歩を踏み出して頂ければと思います」


(取材・文&撮影:小笠原大介)

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公演情報

「路地裏の優しい猫<振替公演>」のチラシ画像
路地裏の優しい猫<振替公演>

2021年4月28日 (水) 〜2021年5月2日 (日)
CBGKシブゲキ!!
HP:公演ホームページ

28名限定!A席 一般6,000円(全席指定・税込) → 【指定席引換券】4,900円さらに500Pゲット!(4/15 18時35分更新)

こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。
カンフェティチケットセンター
0120-240-540
(平日 10:00〜18:00)
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