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国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団

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オリジナルオペラを追求し続ける〈青いサカナ団〉の新作オペラ!

時代を刻印した作品を皆様と共有することを目指して!

1989年に国立音楽大学の学生を中心に設立され、2003年にNPO法人化し、2019年に創立30周年を迎えたオペラ団体『国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団』。2005年以降、芸術監督の神田慶一が手掛ける日本語によるオリジナルオペラ作品を上演する団体として、誰にでも楽しめる日本の文化としてのオリジナルオペラを発信し続けている。 そんな『国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団』の最新作『仔羊は湖の底で眠る』が、11月3日池袋のあうるすぽっとで上演される。取りあげられたのはオペラでは非常に珍しい、近未来を舞台に探偵が殺人事件を追うハードボイルドの世界。更に、2020年世界が見舞われた新型コロナウィルスの大流行、未知なるウィルスとの闘いも、作品に織り込まれた同時代性の高い作品だ。そんな新たなオペラを作り上げる神田慶一と、キャストを代表して高柳圭、岩田有加、瀬口杏奈、藤本貴行が集い、舞台での発信と同時に配信での視聴も用意された新作オリジナルオペラへの想いを語ってくれた。

PROFILE

神田慶一(かんだ・けいいち)のプロフィール画像

● 神田慶一(かんだ・けいいち)
東京都出身。筑波大学附属高校出身。1989年、国立音楽大学楽理学科(新・音楽文化デザイン科)卒業と同時に有馬賞を受賞。在学中より来日オペラ団の制作助手を務め、ミラノ・スカラ座、英国ロイヤル・オペラ等の仕事に携わる。89年のウィーン国立歌劇場日本公演の際、同団の芸術監督クラウディオ・アバドとの舞台製作を期にオペラ指揮者としての修行を開始。92〜93年に渡仏し、アカデミー・インターナショナル・ド・ムジークでパリ国立音楽学校教授J=J.ヴェルネールに指揮法と作曲法を師事する。同年、フランス国立オペラ・ド・ナンシーの音楽監督J.カルテンバックに指揮法とオペラ劇場における指揮活動を師事する。94〜95年には英国ロイヤル・バレエ・コヴァント・ガーデンの音楽監督B.ワーズワースにバレエ音楽指揮法を師事し、幅広く舞台音楽に研鑽を積む。89年に国立オペラ・カンパニー〈青いサカナ団〉を結成。デビュー公演である創作オペラ『壁』と第2回公演『キャンディード』の演出を担当。第3回公演『ラ・ボエーム』からは同団の主席指揮者を務める。オペラ、バレエ、ロック等の既成の枠を飛び越え、同時に古典音楽の文脈を丁寧に守りながらも、親しみやすく叙情性に溢れた作風が幅広い層から高い評価を得る。03年発表の歌劇「僕は夢を見た、こんな満開の桜の樹の下で」で、年間の最も優れた舞台作品に贈られる佐川吉男音楽賞を受賞。また作曲家としても「銀河鉄道」「アリス!」などのオペラ作品のほか、バレエ音楽や歌曲集など多岐にわたる作品を発表している。

 高柳 圭(たかやなぎ・けい)のプロフィール画像

● 高柳 圭(たかやなぎ・けい)
国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院修了。第77回読売新人演奏会出演。二期会オペラ研修所第54期マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。小澤征爾‬音楽塾オペラプロジェクト「蝶々夫人」ピンカートン役カヴァーキャスト「フィガロの結婚」バジリオ役メインキャストで出演。千住明作曲新作オペラ「滝の白糸」村越欣弥役を創唱。錦織健プロデュースオペラ「後宮からの逃走」ペドリッロ役で出演。その他「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド、「愛の妙薬」ネモリーノ、「椿姫」アルフレード、「リゴレット」マントヴァ公爵、「こうもり」アルフレードなど多数のオペラに出演。イタリア・ピエモンテ州ピネローロ市立劇場にてモーツァルト「レクイエム」のソリストを務める。その他ベートーヴェン「第9」「ミサソレムニス」ハイドン「天地創造」などのソリストを務める。青いサカナ団公演では「海の青よりあおいもの」シャチ役で初出演。「アメデオ,或いは芸術についての幾つかの考察 」ではタイトルロールのアメデオ役を好演した。二期会会員。

岩田有加(いわた・ありか)のプロフィール画像

● 岩田有加(いわた・ありか)
東京音楽大学声楽科、同大学院声楽科独唱研究領域卒業。ウィーン国立音楽大学夏季声楽セミナーディプロマ取得、同セミナー主催コンクールに出場。田代誠氏作詞の創作民話オペラ「安房ネコ物語」ヒメ、「海女の花」舞4年連続主演、「華狐」お華主演。「フィガロの結婚」バルバリーナで出演。第14回 ルブリアン フランス音楽コンクールにて、金賞・エクセラン フランセ賞をW受賞。日本オペレッタ協会「ルクセンブルク伯爵」ジュリエット、「伯爵家令嬢マリツァ」モニカ、荒川区民オペラ「アイーダ」巫女長で出演。青いサカナ団公演では「あさくさ天使」踊り子ラン、「終わらない夏の王国」侍女、「銀河鉄道の夜」ジョヴァンニの母、ハルコ、牛乳屋の若奥様を早変わりで3役、「Rapunzel-3058」白雪姫。「海の青よりあおいもの」アオイ、「アメデオ,或いは芸術についての幾つかの考察 」ジャンヌに次ぐヒロインとしての出演となる。

瀬口杏奈(せぐち・あんな)のプロフィール画像

● 瀬口杏奈(せぐち・あんな)
福岡県出身。城西国際大学メディア学部卒業。卒業後、俳優、歌手として活動を始める。フライドボール企画公演「二十一面相」、劇団えーてぃーふぃーるど公演「白と黒の境界線」TEAM空想笑年公演「VAMPIRE」「SANTA!」、URAZARU企画公演「Pooh」縁ろず屋公演「まねしつぐみ」「ないものねだり」、劇団コンシール公演「3+1」「それからの短篇集」劇団カンタービレ公演『天使になりたい!?2』劇団サイ乃ツノ公演『いと。』などに出演。日本テレビのドラマ「いつかティファニーで朝食を」等映像作品でも活躍している。青いサカナ団には歌劇「海の青よりあおいもの」にサトミ役で初出演。「アメデオ,或いは芸術についての幾つかの考察 」ではココ/公子役を務めるなど好演を続けている。歌唱を畠中海央に師事。

藤本貴行(ふじもと・たかゆき)のプロフィール画像

● 藤本貴行(ふじもと・たかゆき)
1986年生まれ。神奈川県出身。2008年劇団扉座入団。2014年に同劇団を退団後、フリーで活動。ミュージカルやストレートプレイ等、様々な現場で活動中。主な出演作品に、扉座公演『19 ナインティーン春〜旅立ち編〜』『ドリル魂』『サツキマスの物語』等や、お座敷コブラ『Run』シリーズ、ラゾーナ川崎プラザソル周年記念公演『パンクドランカー』、カプセル兵団『月光条例』シリーズ、地劇ミュージカル『日本国 横浜 お浜様』』等がある

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無駄と思える部分にこそ本質のあるハードボイルドの世界

――― オペラでハードボイルドの世界観が描かれるという、斬新な着想の作品となっていますが。

神田「元々僕が大変好きだったハードボイルドもの、探偵物語を1回書いてみたいと思っていて、今回は僕にとって20作品目のオペラという節目でもあるので、是非この世界をやってみようと思いました。近未来のどこの国とは特定していない世界で殺人事件が起き、探偵がその謎を解いていく、というこれまでのオペラでは例のない題材になっています。ただ公演の準備をはじめていた最中にこの新型コロナウィルスの大流行が起きてしまい、結果として2020年の11月に上演する新作オペラになりましたから、やはり同時代性、この時代を刻印する必要を感じて、脚本を書き改め、舞台となる街の中にも、まだ特定されていない新型ウィルスの感染が広がっているという題材を盛り込みました。」

――― 出演者の皆さんは、作品をどう感じていらっしゃいますか?

瀬口「最後まで台本を読んでまず『こういう終わり方になるんですね』と神田さんに申し上げました。とてもメッセージ性が強くて、社会のことをこんなにハッキリ書かれた作品は、神田さんの作品の中でも珍しいのではないかと。私はオペラ歌手ではなく小劇場の役者なのですが、〈青いサカナ団〉の作品に参加させて頂いてきていて。今回はコロナ禍の中で合唱団の皆さんが参加できない等、これまでとは大きな違いがありますから、作品を創っていく一人としての責任も強く感じています。」

岩田「私も〈青いサカナ団〉の作品にはこれまで数多く出演させて頂き、今作を含め3作でヒロインを演じさせて貰いました。今までのものは楽しく、ファンタジー色の濃い作品が多かったので、今回のハードな内容にまず驚きました。台本の情報量、文字数がまずとても多くて、これがどうオペラになるんだろうというような。でも徐々に音楽がついてきた段階で、その緊迫感に圧倒されましたし、これまでにない新しいオペラが生まれる!と感じています。」

神田「台本の言葉数が多いのは、やはりハードボイルドだからこそですね。ハードボイルドの旗手である作家レイモンド・チャンドラーの代表作に、私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するシリーズがあって。僕にとっては全作品を読破しているほどの愛読書なんです。今回フィルムノワールの世界をオペラにするにあたって、改めてすべて読み返したのですが、やはりハードボイルドには、テーマを伝える為だけなら必要がないけれども、世界観を表す為には絶対に必要な比喩表現がたくさんあり、キャラクターが皆おしゃべりなので(笑)、言葉数が膨大になっています。でもそれを削ってしまうとハードボイルドの香りがしなくなってしまう、その無駄な部分こそが作品の本質でもあるんです。ですからキャストの皆さん、特に主人公の探偵「K」の高柳さんにはご苦労をおかけしていますが。」

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高柳「物語が進んでいく中で、僕が出ていないシーンがないので(笑)。作品の中でも実際にフィリップ・マーロウに触れている部分もあるんですが、もちろん演じるのはマーロウではなく「K」ですから、どう自分なりに表現していくか?を今模索中でもあり、楽しみでもあります。基本的にはクールな人が、今の時代同様物語の中でも新型ウィルスが蔓延している中で、大切なものに気づいていく、その変化がひとつのテーマになっていると思います。」

藤本「先ほど瀬口さんもおっしゃっていましたが、僕もオペラ歌手ではなく演劇界の人間なので、これが初めて参加させて頂くオペラ作品になります。そういう僕からすると台詞すべてに音符がついているということ自体も初めてなので、頑張っていかなければ!と思っています。感染症の話も出てきますが、そこは物語世界の中ですからドラマチックに作られていて、決して現実感に襲われて不快になるというような描かれ方ではありませんので、上手く伝わっていくといいなと思っています。キャストが大変少ない中で、如何にハードボイルドな世界を創り上げられるかも楽しみですね」

――― 合唱団が参加されないのはハードボイルドの世界観という作品意図と同時に、コロナ禍の中での所謂「密」を避けるということもあるのでしょうか?

神田「おっしゃる通りです。当初は20作品目の節目を迎える公演だということもあって、10代の若い出演者や新たなアンサンブルの出演も構想していたのですが、やはりそれは今の状況下では難しいだろうと。でも一方で、折角の節目、折角のハードボイルドですから、新しい作り方に挑戦したいという思いもあり、今回はプロのオペラ歌手であるソリストの方達、プロの役者さんたちにキャストを絞りました。ですから俳優の皆さんはその被害をすごく被っていて(笑)、一人何役もして頂くことになっていまして、この早替わりは1分半しかないからどうするか?というようなことを、今色々と詰めている段階で、今までの作品とは一風変わった新たなものをお楽しみ頂けると思っています。」

常に新たな魅力を見せたいと意識している。

――― 神田さんが感じているキャストの皆さんの魅力はどうですか?

神田「今日の座談会に来て下さっている高柳さん、岩田さん、瀬口さんとはもう何度もご一緒させて頂いているので、信頼感はもちろんですが、台本を書く段階でこの人だったらこう歌ってくれるだろう、と想定できることで、皆さんによって色々な作品を書かせてもらえているところがあります。その上で、皆さんのとても素敵なところも、少し苦手なところもわかっているので、せっかく何度もご一緒させて頂いているのだから、新しい作品の度に違うことにチャレンジしてもらいたいということはいつも意識しています。

初めてご一緒する藤本さんは、ご本人も言っていたように歌うということに関してはさほど慣れている訳ではないのですが、舞台人としてのとても高い経験値がありますので、それが上手く作用してくれることを期待しています。歌手の方半分、役者の方半分というバランスでキャスティングをさせて頂いていて、小編成ですけれどもその化学反応から新しいものが形成できていくといいなと思っています。」

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瀬口「私の歌う曲がどんどん高音域になっているのもそのせいですか?(笑)こんな音私出るんだろうか!?と思うほど高いんですけれど(笑)。」

神田「歌のレッスンで高音がどんどん出るようになっているから、曲もそう書いたということですよ!」

瀬口「本当ですか?頑張ります!」

岩田「私も作品を重ねるごとに、苦手な部分の課題を与えられていて、未知なる部分を開拓して頂いている気持ちがしています。今回の作品に取り組んでいく間にも新しく拓ける部分があるだろうなと自分でも期待しています。」

高柳「僕も三作品目ですが、最初はチャラいチンピラの親分で、前作では画家のモディリアーニがモデルになっているアメデオ役をさせてもらいました。そのアメデオでは始まる前に「きっとあまりにもハマるからのめり込むと思う」という意味のことを神田さんから言われて。実際、まさにその通りのめり込み、僕自身の歌手人生の中でもひとつのエポックになる、常に必ず思い出すだろうなという役柄になりました。そこからの今回で、曲も転調に次ぐ転調の難易度の高い曲揃いですが、それを歌いこなし、更に醒めているけれども実は人情に篤いという役柄を、歌でも芝居でも表現していきたいです。」

藤本「歌手の皆さんが難しいとおっしゃるくらいですから、僕にとってはすべての曲が難しいのですが(笑)。役者チームでほぼ毎週歌のレッスンをして頂いていて、そこでピアノを弾いている神田さんもとても大変そうです(笑)。」

神田「ただ誤解のないように申し添えると、聞いていて難解でわからないというようなメロディーでは決してありません。ただ前回の『アメデオ,或いは芸術についての幾つかの考察』は、自分でも良い作品が書けたと自負していますが、もちろん常に反省点はあって、クライマックスへ向けての高まりが大きい分、序盤の躍動感が薄かったという気持ちが残ったんです。そこを今回の『仔羊は湖の底で眠る』では、ミステリーの謎解きもありつつ、1幕からハイスピードな展開で、畳みかけるように滑り出して行こうという狙いがあるので、皆さんから大変だ、大変だという言葉が出る形になっているんです。」

藤本「大変です!(笑)でも歌手の方々に僕ら俳優が混じって出させて頂く、俳優が出た意味が伝わるように演じられたらいいなと思っています。」

神田「題材がハードボイルドなだけに避けられない展開でもあるので、これからの稽古できっと皆さんにも消化して頂けると思っていますし、観て下さる方達にはスリリングなオペラをご覧頂けると信じているので、乞うご期待!です。」

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日本語の響きを重要視したオペラを創り続けたい

――― オリジナルオペラを追求されて、今回大きな節目の20作品目ということになりますが、改めてオリジナルオペラの発信を続けている思いを教えて頂けますか?

神田「元々オペラをやりたいと思って音大に入った人間ではなかったのですが、ちょうど80年代〜90年代のバブル期に、海外から非常にクオリティの高い“引っ越しオペラ”と呼ばれる作品の上演が花盛りとなり、振り返るととても運の良い時代に、舞台の仕事に携わる機会を得たんです。その仕事を通じてオペラの素晴らしさに感銘を受けて。しかも西洋文化の中でオペラは非常に重要な位置を占めていつつ、非常に庶民的なものでもあった。歌って、踊って、芝居をして、時には合唱もあって、オーケストラが演奏する。こういうミックスメディアによる多彩な文化を日本でも根付かせたいという運動を、僕の先輩の方々がずっと続けていらした訳です。そんな中で大変僭越ですが、まだ十分ではないと思ったのが母国語のオペラの充実で。日本語の響きを重要視したオペラを創りたいという思いから〈青いサカナ団〉を立ち上げました。

 もちろんこうした活動をしているのは〈青いサカナ団〉だけではありませんし、外国語のオペラを翻訳して日本語で伝えることに取り組んでいる方々もいらっしゃいます。ただ僕が執念を持って拘っているのは、日本語で創られたオリジナルオペラなんです。やはり母国語で創られることによって、オペラははじめてその国の文化として遺っていく。それには作曲家の存在が欠かせません。僕の先輩にも多くの歌劇・音楽劇を遺した方々はいらっしゃいますが、そうした活動を誰かが引き継いで、発展させなければならない。勝手かも知れませんが、自分の中にその思いがあり、ある強い使命感を持って、オリジナルオペラを創り続けてきましたし、これからも創っていこうと思っています。」

――― 元々日本語で創られていることは、歌い手の方々にとっても違いがありますか?

高柳「それは全く違いますね。やはり日本語で話すリズムや高さを踏まえて曲が出来ているので、言葉とメロディーが一致して聞きやすいし、伝えやすいと思います。特に外国語を日本語に翻訳して歌おうとすると、歌詞の全てが入りきらないという問題が大きいのですが、そこが既に解決されているので。」

岩田「日本語のイントネーションのまま歌える。日本人が歌う為に書かれているのが、日本人の歌手として嬉しいですし、とても大切なものだなと思っています。」

瀬口「元々がオペラを勉強していなかった私でも、日本語で書かれたオリジナル作品だからこそ、スッと入っていけるんです。ですから私と同じように普段オペラを聞き慣れていない方にも、オリジナルで、日本語で歌うオペラには親近感を持って楽しんで頂けるのではないかと思います。」

藤本「今こうして伺っていても、オリジナルに拘り続ける神田さんと皆さんの情熱を感じるので、はじめて参加させて頂くジャンルですが、より一層自分がこの作品に加わる意味を追求しなければと思います。」

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――― そんな新作オリジナルオペラに期待が高まりますが、では改めて楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。

藤本「舞台俳優がオペラに参加させて頂いたからこその化学反応が生まれるように、一つひとつ積み上げていって良い作品にしていきたいです。オペラを普段から親しんでいる方にはちょっと違う人種が出ていることを楽しんで頂きたいですし、演劇での僕を知って下さっている方々には『こんなに面白いジャンルがあるんだ!』と思って頂けるように頑張りますので、楽しみに観にいらして下さい。」

瀬口「私個人としては初めて挑戦する役柄なので、役の成長をしっかり見せられるように頑張りたいです。全体的には、観に来て下さった方が観終わって帰宅しても、ずっと思い出して頂ける『また観たい!』と思ってもらえる作品にしたいので頑張ります!」

岩田「新しい要素をたくさん含んだ作品です。音楽も物語も全て見どころ満載ですし、ひとり一人のキャラクターが物語の中で、新たな感情を発見していくのでその変化も感じて頂けたら。歌手と役者の方々の歌が重なることで生まれるものも大きいので、是非劇場にいらして下さい!」

高柳「僕は〈青いサカナ団〉のファンの一人だと自認していて、その一ファンとしてもとても楽しめる作品になっています。日本語のオリジナルオペラを創り続ける活動を継続していらっしゃるのは、僕の知る限り神田さんだけで、少しでもその活動の力になりたいと思っているので、良い歌を歌って、良い芝居ができると良いですね。まだまだコロナの収束が見えない中、劇場に足を運びにくい方も多くいらっしゃると思いますが、そんな今だからこそ観て頂きたい内容になっていますし、感染対策も万全に行いますので、是非観に、聴きにいらして下さい。」

神田「僕の理念としてオペラというジャンル自体が、ミックスメディアでなければいけないと思っていて。そういう意味でも今回芝居の上手い歌手の方々を揃え、更に俳優陣も多くお迎えして、歌と芝居の化学変化とそれによる融合をより明確にできると思っています。ハードボイルドの世界を選びましたが、この世界がお好きな方にはもちろん、あまりハードボイルドは好まないという方にとっても、きちんとしたエンターテインメントとして楽しめるものにしていく為に、キャスト・スタッフ全員で楽しんで頂けるものに創り上げていきます。ハードボイルドについてばかり多くを語りましたが、本作で最も伝えたいテーマは「仲間」というものの価値や意味についてです。

今回のコロナ禍では一様にどんな業種の方にも大きなご苦労がおありだと思いますし、僕たちにもやはりこれまでとは全く違う、大きな課題があり、対策にかかる膨大な時間と知恵と努力が必要です。そんな中でも、僕たちのやっている仕事は舞台芸術ですから、発信していくことを止めてはいけないと信じています。客席も半数に抑え、舞台からの距離も十分に取り、ロビーを含めて万全の感染対策を施していきます。また今回はライブ配信の準備も進めているので、リモートでお楽しみ頂くこともできるようになっています。この時代だからこそ生まれる作品として、少しでも皆様にパワーをお届けできるようにこの仲間たちと一丸となって進んでいきますので、是非この時間を共有して頂けたらと願っています。」

(取材・文:橘 涼香 撮影:友澤綾乃)

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公演情報

「歌劇「仔羊は湖の底で眠る」【配信チケット】」のチラシ画像
NPO法人 国立オペラ・カンパニー青いサカナ団
歌劇「仔羊は湖の底で眠る」【配信チケット】


2020年11月3日 (火・祝)
あうるすぽっと
HP:公演ホームページ

ライブ配信(前売):3,500円(税込)

※配信URLは11月1日に、カンフェティにご登録のメールアドレス宛にお送りします。
詳細はこちら
「歌劇「仔羊は湖の底で眠る」【公演チケット】」のチラシ画像
NPO法人 国立オペラ・カンパニー青いサカナ団
歌劇「仔羊は湖の底で眠る」【公演チケット】


2020年11月3日 (火・祝)
あうるすぽっと
HP:公演ホームページ

S席(前売):7,000円
A席(前売):5,000円
1,000円割引!S席7,000円 → カンフェティ席6,000円!
1,000円割引!A席5,000円 → カンフェティ席4,000円!
(税込)

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