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水谷龍二・渋川清彦・渡辺早織

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水谷龍二×渋川清彦のコンビで送る、とっておきの人情喜劇

初演から27年。度々再演されてきた物語を、今一度スズナリで。

 舞台や映像の世界で活動している俳優、川手淳平の個人事務所オフィスリバーのプロデュースとして作・演出家の中でも大ベテランの一人、水谷龍二が27年前に書いた「掃除屋」を採り上げる。主演は映像の世界で数々の作品に参加し、前回水谷の作演出による「アシバー 沖縄遊侠伝」での好演が光った渋川清彦が務めるという。これまでにも何度か再演されてきたこの物語が、初演から四半世紀を超えた現在では観客の心にどう響くのか。

PROFILE

水谷龍二(みずたに・りゅうじ)のプロフィール画像

● 水谷龍二(みずたに・りゅうじ)
北海道出身。演出家、脚本家。テレビのバラエティ番組で放送作家としてデビュー。その後1980年代からはテレビドラマや舞台の作品も手がけるようになる。1994年には演劇集団・星屑の会を結成する。落語に題を求めた作品や新作歌舞伎まで幅広く手がけている。

渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)のプロフィール画像

● 渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)
群馬県渋川市出身。俳優。モデルとして活躍する傍ら、豊田利晃監督作品「ポルノスター」で映画デビュー。以降、ドキュメンタリーを除く全ての豊田作品の他、数多くの映画やテレビドラマに出演。水谷とは『アシバー 沖縄遊侠伝』に続いて2回目。

渡辺早織(わたなべ・さおり)のプロフィール画像

● 渡辺早織(わたなべ・さおり)
東京都出身。女優・タレント。2007年に第5回ミスTGCグランプリ受賞、集英社「non-no」等でモデルデビュー。翌年映画出演し、その後映画、ドラマ、舞台で経験を積み、NTV「ZIP!」レギュラー出演、TBS「王様のブランチ」買い物の達人コーナーの案内人を務め、 今年3月まで放送のテレビ朝日ドラマ『やすらぎの刻〜道』での木宮詩子役に出演。

インタビュー写真

――― チラシには「27年の時を経てスズナリで蘇る」とありますね。

水谷「ええ、1993年に劇団七曜日の番外公演が初演ですね。その後、星屑の会(1997)とトム・プロジェクト(2004)で再演して、今回が4回目になります。

――― 水谷さんのキャリアをみると、比較的初期作品になると思います。なぜ今、再演となったのでしょう。

水谷「川(川手淳平)とは10年くらい前に知り合ったのですが、彼が初期の作品を読ませてくれというので5本くらい渡したんです。そして最初に選んだのが「アシバー」で、2016年に渋川君と上演しました。次のことは特に考えていなかったのですが(笑)、今回彼が選んだのは「掃除屋」でした」

――― 若い俳優に請われる作品ということになりますね。

水谷「作品は若い人にやって欲しいから嬉しいですね。渋川君もいい役者だしね。他のメンバーは始めての人が多いのですが、石住さんは渋川君の紹介。カゴシマジローはトムプロジェクトの役者ですね。渡辺さんは事務所の推薦と、今回もいい人が集まりました」


インタビュー写真

――― -渋川さんは水谷さんと組むのは2回目ですね。

渋川「僕は映像の世界でやってきたので演劇の世界はあんまり解らないんです。水谷さんとは前回の「アシバー」でご一緒しただけですが、演出家として凄く優しい人で、でも自由にやらせていながらポイント毎に押さえてくる。後はお互いお酒が好きなんで(笑)、そこがいい」

水谷「彼(渋川)は雰囲気がありますよね。映画を観ましたが色々な役をこなしてますし。まあ好きだとしか言いようがないですね(笑)」

――― -凄く重厚なお二人ですが、そこに渡辺さんも加わりますね。

渡辺「みなさん大先輩なので凄く緊張しています。去年は一年間テレビの仕事が多くて舞台は久しぶりだし、6人だけの出演者による会話劇も初挑戦で、自分の中で未知の領域が多いです。ただ皆さんベテランの方々ですから大船に乗ったつもりで居ます。もちろん水谷さんとも初めてです。昨年水谷さんが手がけた風間杜夫さんのひとり芝居を本多劇場で拝見したのですが凄く面白くて、水谷さんとやるのはここまで求められるんだとも思いました。もともと空っぽな自分ですがさらに空っぽにして、どこまで伸びていけるかが楽しみです」

――― ちょうど昨年から今年にかけてはテレビドラマ「やすらぎの刻〜道」での活躍が目立っていますが、演劇と映像、どちらが向いていると思いますか?

渡辺「どちらも好きです。それぞれの良さがあるので。舞台は生もので上演中はずっと集中して生きていられる気がします。そこが好きです」

――― さて「掃除屋」というタイトルですが、これは物語の重要なファクターになっているんでしょうか。

水谷「掃除屋は渋川君が演ずる役の職業です。結婚相手の渡辺さんの家に挨拶に行くという物語ですが、彼女の家族が非常にだらしない人たちで (笑)。主人公が掃除屋であることはそれほど関係してこないんです。この脚本を書いた頃、初演に参加した新納敏正くんがアルバイトで掃除屋をやっていて。なんか面白そうだなと思って書いたんです」

――― なるほど(笑)。では劇場についてうかがいましょう。この作品はスズナリでの上演が多いようですが、今回もスズナリです。この劇場に対する思い入れはありますか。

水谷「好きですね。佇まいというかにおいというか、いかにも芝居が生まれる何かがあるんです。だからスズナリでやりたいと。前回公演の成功もあって今回もここで出来る事になりました」


インタビュー写真

――― 凄く演劇的というか下北沢的というか。でも渡辺さんには縁が薄い劇場だとも思いますが。

渡辺「観に行ったことはありますが舞台に立つのは初めて。でもこの舞台に立てたら役者としてひとつ関門をクリアしたみたいな感じがありますよね。今回は棚からぼた餅で出演が叶いましたが凄く光栄です」

渋川「僕も一番始めの舞台がスズナリでしたが、自分の肌には合っている場所だと思います。僕はバンドもやっているんですが、ライブハウスってどこも汚いから(笑)。だから僕には合ってますね」

――― ある意味凄くディープな劇場ですが、そこで出てくるのは6人だけ。濃密な舞台になりそうですね。

水谷「これは僕が40歳を出た頃書いた作品なんですが、当時僕はテレビの仕事もしていて、制約がきつい中で苦しんでました。新たな企画書を書いても通らないしね。それでテレビではできないことをやりたいと思って書いた作品ですね。「アシバー」もそうです。例えばワンシーンで20分続けるなんてテレビではあり得ない事です。そんな作品を若い人に観て欲しいです」

――― 最後に舞台に立つお二人に抱負をうかがいます。

渋川「また勉強させてもらおうかなと思います。普段映像ばかりですから、誘ってもらっていろいろやれるのは嬉しいです。生の自分を観てやってください」

渡辺「私は舞台が好きなので、参加できるのが一番の喜びです。なかなかご一緒にできないような皆さんと取りかかれるのも嬉しいです。演じる役が実年齢とも近いので、置かれてい状況に共感できるように、皆さんが重ねて観てくださると嬉しいです。


(取材・文&撮影:渡部晋也)

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公演情報

「掃除屋」のチラシ画像
オフィスリバー
掃除屋


2020年3月31日 (火) 〜2020年4月5日 (日)
下北沢 ザ・スズナリ
HP:公演ホームページ

指定席:4,500円
(前売・税込)

詳細はこちら
オフィスリバー 『掃除屋』

2020年3月31日 (火) 〜2020年4月5日 (日)
下北沢 ザ・スズナリ
HP:公演ホームページ

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