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和田雅成

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壁の落書き「ライク・ア・ローリング・ストーン」。転がる石の行方は?

古びたロック喫茶を舞台に、和田雅成&4人の“曲者役者”で紡ぐ物語

舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さんon STAGE』シリーズ等で人気を博し、ドラマをはじめテレビ出演も急増している注目の若手俳優・和田雅成が主演するオリジナル舞台『ハリトビ』が、10月、シアターサンモールで上演される。田舎町の古びたロック喫茶を舞台に、オーナーの息子と店に所縁のある人々が出会うことで、疎遠だった亡き父の知られざる一面を知っていく物語。完成台本がまだ無い早めの段階ではあったが、作品についての思いなどを聞かせてもらった。

PROFILE

和田雅成(わだ・まさなり)のプロフィール画像

● 和田雅成(わだ・まさなり)
1991年生まれ、大阪府出身。大阪で活動後、13年『合唱ブラボー!〜ブラボー大作戦〜』の出演を機に東京に拠点を移す。以後舞台作品を中心に活動中。主な出演作品に、舞台『戦国無双』シリーズ、『K』シリーズ、『刀剣乱舞』シリーズ、『おそ松さん on STAGE』シリーズ、『弱虫ペダル』シリーズ、『里見八犬伝』ほか、『映画刀剣乱舞』等。現在ドラマ『テレビ演劇 サクセス荘』、『REAL⇔FAKE』に出演中。10月よりドラマ『Re: フォロワー』にも出演。

インタビュー写真

堤さんならではのあったかい作品で、また新しい自分を見せられたら

――― どんな作品になりそうですか?
 
「作・演出の堤泰之さんとは『泪橋ディンドンバンド』などでご一緒していて、すごくあったかい作品を描かれる方。今回もあらすじを読ませていただいた時に、やっぱりあったかい舞台になりそうだなって思いました。今は未知の部分が多くて、見どころは?と聞かれると困るんですけど(笑)、他の4人の出演者と僕との会話で進む会話劇になるのかなと思うので、台詞量はかなり多いんだろうなって。でも僕、会話劇はすごい好きなんですよ。歌って踊る舞台も素敵ですけど、また違う魅力があると思うので。ストレートプレイですし、飾らずにというか、気を張らずに、等身大の今の自分で勝負できたらなと思いますね」

――― 和田さんは2.5次元作品で大人気ですが、ストレートプレイでも数多くの作品で活躍していらっしゃいますよね。しかも今回はオリジナル作品です。

「2.5次元みたいに原作があるわけじゃないので、オリジナル作品は自分で作る部分が多いですよね。ただ自分の中では2.5次元と他の舞台を分けて考えてはなくて。原作があってキャラクターがあってと、ヒントは2.5次元の方が多いと思いますけど、舞台への向き合い方は全然変わらないし、どんな作品でも新たな自分は毎回見せてるつもり。だから今回も、また新たな自分を見出せたらいいなって思います」

――― 物語の舞台になる〈ロック喫茶〉って知っていましたか?

「全然知らなかったですね。喫茶店っていうと静かなイメージなんで。喫茶店でロックがめっちゃかかってるってことなの?」

(マネージャー)「そう、それでレコードがいっぱい置いてあるような」

「そうなんだ。そもそも、年齢的にはレコードも馴染みがなくて、タイトルの『ハリトビ』も全然分からなかったです。レコードプレーヤーの針が飛ぶことなんですよね」

――― 和田さん扮する主人公の秋島光弘と、亡くなった父親は疎遠だったようですが、和田さんとお父様の関係性はどうですか?

「最初はこの世界に入ることに反対してましたね。結構厳しめの父親だったんで、子供を甘やかさなかった気がします。“ちゃんとせえよ感、お前これで迷惑かけんなよ感”がすごいんですよ。でもある時気づいたら、親父のiPhoneケースが(舞台『刀剣乱舞』で和田が演じた)“へし切り長谷部”になってた(笑)。あんだけ反対してたのにミーハーやな!って。うちの家系ミーハーなんですよ」

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自分が追い込まれるくらい、全力で作品に向き合いたい

――― 共演者は津村知与支さん、宮下貴浩さん、瀬尾タクヤさん、朝倉伸二さん。計5人だけで作るお芝居です。

「ベテランで曲者っぽい方々と一緒にやれるのは楽しみですね。瀬尾さんと朝倉さんは初めて。津村さん宮下さんはちょうど今年ご一緒させていただいたことがあって、どっちも違う魅力があって、いい意味で癖のある2人、いるなーって思いました。やっぱり新しい出会いって、自分の中にないものを新たに教えてくれるのですごく楽しみです」

――― 主演のプレッシャーはありますか。

「主演でもそうじゃなくても、舞台との向き合い方は変わりませんけど、これだけ曲者な方が並んでいる中で自分の名前が一番上にある、そこへの期待は裏切りたくないなって思います。こんなこと言うと語弊があるかもなんですけど、いろんな役者さんがいる中で、一番前に名前があって信用できる人、できない人って多分いると思うんですよ。僕は、この人がいればこの舞台面白くなるな、って思ってもらいたい。そうなれるように頑張らないとなって思います」

――― では、今の時点での意気込みを教えてください。

「自分が追い込まれればいいなと思ってます」

――― 追い込まれる?

「はい。実は、1月に出演した『画狂人 北斎』の時に、稽古に行くのが辛かった瞬間があったんですよ。(演出の宮本)亜門さんが言ってることのレベルが高すぎて、何を言ってるのか分からなくなっちゃって。でもそこに辿り着きたい自分がいて、自分が持ってるいろんなもので勝負していくんですけど、今日持って行ったものを消化しきれないうちに、次の日に違うことを言われて、考えすぎて寝れなくなったりして。
 芝居が嫌になったとかじゃないんだけど、もうどうしたらいいんだろう?っていう、苦しさ。今では、これからの自分に必要な経験だったなって思えるようになったけど、その時はめちゃめちゃ辛くて行きたくなかった(笑)。でも、だからこそ生まれたものもあったと思ってて。とりあえず『北斎』に出てから、その瞬間の自分の気持ちに嘘をつくのをやめました。
 僕、基本ポジティブなんで、ちょっと苦しくても、大丈夫、1週間後にはこれ忘れてるよって考えるタイプなんですよ。でもあれからは、楽しい時は本当に楽しい!苦しい時は今のこの苦しさを最大限苦しもう!っていう感じになりました。それを自分の中にしまっておけば、また違う自分が積み重なっていくと思うんで、今回も追い込まれるくらい全力で作品に向き合うつもりです」

――― 覚悟を感じますね。では最後に、読者にメッセージをお願いします。

「舞台って、わざわざ足を運ばなきゃいけないし時間も取られるし難しい娯楽だと思うんですけど、僕は、もっと普通で身近なものになって欲しいと思ってるんですよ。堤さんの作品はすごくそれが色濃く出てるというか、寄り添える舞台を作る方だなって思うので、今回もそうなったらいいなって思います。ぜひ気軽に、こんなのやってるんだね、くらいの本当に軽〜い気持ちでいいので、見に来てくれたら嬉しいです」

(取材・文:土屋美緒 撮影:友澤綾乃)

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公演情報

「ハリトビ」のチラシ画像
ハリトビ

2019年10月9日 (水) 〜2019年10月20日 (日)
シアターサンモール
HP:公演ホームページ

前売:5,500円
(全席指定・税込)

詳細はこちら
「ハリトビ」のチラシ画像
ハリトビ

2019年10月9日 (水) 〜2019年10月20日 (日)
シアターサンモール
HP:公演ホームページ

42名限定!5,500円 (全席指定・税込)→ 4,400円 さらに100Pゲット!
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