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梶原 颯・坂本康太・木村葉月・冨江洋平

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5人の盗賊「バンディットX」が盗んだのは少女!?

スティールアクション・エンターテインメントが誕生

『23区女子』『ボクの12支紳士〜絵本の中のワンダーランド〜』などナンバーシリーズ作品を発表してきたOffice54。シリーズ第4弾は、大正ロマンと呼ばれた時代を舞台に大胆かつ華麗にあらゆるものを奪う盗賊団が権力に立ち向かう姿を爽快に描く。ひょんなことから共同生活をすることになった少女との交流を経て、本当の優しさとは何かを問いかける。作品を代表して、主人公・菊之弁天役の梶原颯、南風力丸役の坂本康太、ヒロイン・つむぎ役の木村葉月、脚本・演出の冨江洋平に話を聞いた。

PROFILE

梶原 颯(かじはら・はやて)のプロフィール画像

● 梶原 颯(かじはら・はやて)
1994年6月4日生まれ、兵庫県出身。
舞台、ドラマや映画などで活躍中。劇団番町ボーイズ☆メンバー。近年の作品に、舞台・爆走おとな小学生「GORILLA〜ゴリラ〜」主演、映画「帝一の國」、日テレ「今日から俺は!!」などがある。

坂本康太(さかもと・こうた)のプロフィール画像

● 坂本康太(さかもと・こうた)
1992年1月28日生まれ、埼玉県出身。
舞台を中心にドラマや映画、パーソナリティなど幅広く活躍中。近年の作品に舞台『sublimation』、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!-最強の場所-」などがある。ニコ生「SBチャンネル」準レギュラー。

木村葉月(きむら・はづき)のプロフィール画像

● 木村葉月(きむら・はづき)
2000年8月11日生まれ、茨城県出身。
TVやCM、モデル、舞台などで活躍中。代表作に雑誌「LOVE berry」モデル、舞台「赤毛のアン」、「聖餐のプシュコマキア」「23区女子」、NTVドラマ「悪夢ちゃん」、NHK Eテレ 「Rの法則」 などがある。

冨江洋平(とみえ・ようへい)のプロフィール画像

● 冨江洋平(とみえ・ようへい)
1979年10月30日生まれ、兵庫県出身。
舞台やNHK BS『新選組血風録』、CTC『鳳神ヤツルギ』TVシリーズにレギュラー出演、俳優として活動する傍ら、Office54を立上げ代表を務め、映画・舞台のプロデューサーとしても活躍中。代表作は「23区女子」「学園デスパネル」など。 2019年5月放送開始のTVシリーズ『房州電撃!ライデンマル』では脚本・監督を手がける。

インタビュー写真

ずっとあたためていた作品をついにお届け

――― 本作の構想のきっかけは?

冨江「今作はシリーズの中で一番少ない数で、数字の5にしました。もともと2,3年くらい前に大杉漣さんと舞台共演をしたことがあって、その稽古中に大杉さんが白浪五人男をやっていらしたんです。白浪五人男といえば日本の名乗りヒーローの先駆けだし、いつかやってみたいなと思っていたんです。それをただの時代ものではなくジャズのクインテット・五重奏のテイストを入れてさらに好きな絵本トミー・ウンゲラーの『すてきな三にんぐみ』という3悪人のお話のテイストも盛り込み、盗賊5人とヒロインの少女という設定を膨らませていました。ずっとあたためていた作品をついにお届けします」

――― 主役は盗賊、盗賊と聞くとどんなキャラクターをイメージされますか?

冨江「僕ら世代はルパンですよね、盗賊というより怪盗の方ですね」

坂本「僕はかいけつゾロリ世代です」

梶原「僕もルパンです。ちょっとカッコいいイメージです」

木村「ゾロリは確かに読んでいた思い出があります。『名探偵コナン』の怪盗キッド様も人気ですよね」

華麗な身のこなしを求められると予想しています

――― 盗賊、無法者と呼ばれても貫いた信念からカッコイイ印象を受ける。本作も差別・権力・格差に対し立ち向かう5人の義賊物語だ。
主演・菊之弁天役はTBS「究極の男は誰だ⁉最強スポーツ男子頂上決戦」第8回大会に出演し話題を集め、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー‼“烏野、復活!”』にて福永招平役を演じ人気急上昇中の梶原颯が演じる。


梶原「台本を読んだ時にびっくりしたのは、設定が14歳で24歳の自分が演じるのかと(笑)弁天は子供っぽくて、でも嘘がない。彼が発する言葉一つ一つにとても力があるんです。人の心を動かす真っすぐな少年。自分で言うのもなんですが、周りからけっこう子供っぽいと言われるので、その部分を生かして純粋に頑張っていけたら」

――― 今作ではアクションがありますね。

梶原「盗賊なので普通のアクションとは違い、華麗な身のこなしを求められると予想しています。僕は普段アクロバットやパルクールとかを趣味でやっていて得意なので、それを生かして今までに無い様な作品を作りたいです」

――― 弁天の兄貴分・力丸を演じるのは坂本康太。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー‼』で金田一勇太郎役を初演から3年間務め、ストレートプレイからコメディまで幅広くこなす実力派。優しい人柄で役同様にバンディットVたちの縁の下の力持ちとして活躍しそうだ。

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坂本「台本を読んで感じた力丸はマッチョ。僕は体形的にひょろひょろでまだ近くなくて、この役は将来プロレスラーを目指すほどのイメージなので、これから筋トレして今から役作りをしていこうと思っています。僕はアクロバットが苦手なのでそこは颯先生に色々教えてもらってこの舞台で取得しようと」

梶原「任せてください!(ニヤリ)」

坂本「この力丸はちょっと不器用な部分もありアクロバットは完璧でなくてもいいのかな?(笑)内面的に共感するところが沢山あるのでそこから役に入って兄のように引っ張っていけたらと思っています」

――― 『23区女子』で主演を務め、等身大のお芝居が好評だった木村葉月。本作では盲目の12歳のヒロイン・つむぎ役に挑む。

木村「盲目の少女ということで初め私にはできないと思っていましたが、役者友達に盲目の役を演じたことがある方がいて経験談を聞き、今はがんばろうと気合いが入っています。この作品では男性陣の中に混ざってとても重要な役どころになりますが、セリフが多いキャラクターではなく表情も大きく変化しないので、どうみんなの心を動かしていけるかが挑戦になると思います。しっかり伝えられるように頑張っていきたいです」

――― 何か準備をしていることはありますか?

木村「私は瞬きが多くその癖を直したくて、最近は目力強めで意識するようにしています」

全部吸い上げて科学反応を起こしていきたい

――― WEB上に身体能力の高さを証明する動画がアップされているという梶原。冨江はそれを見た瞬間に「これだ」と確信した。個性豊かなキャストが揃ったことにも注目が集まる本作、それぞれの魅力とは?

冨江「弁天役にはアクションの中でパルクールやトリッキングをしてほしくて、得意な俳優さんがいたら嬉しいなと思って探していたんです。そして見つけたのが梶原くんで、まさかここまで動ける人がいるとは……ってなりました。若々しい風貌とあの運動神経、出会えて嬉しいです」

梶原「早くステージを走り回りたいです!」

冨江「坂本くんは以前から他の作品でも出演して欲しかったのですがスケジュールがなかなか合わず今回やっと叶いました。僕の坂本くんの勝手なイメージですが、男気があって、みんなに信頼されているのにちょっと抜けていて人情味があり好かれるイメージ。お話の中で弁天だけが力丸のことをバカ丸と呼ぶんです。それは力丸が弁天を小さい頃から面倒をみていて信頼関係が築けているから。好きだけど悪態をつく、でも怒らず受け入れる懐の深さが坂本くんと重なって、役作りでは力強さと優しさとちょっとドンくささを入れてもらえると(全員笑)。家族のように包み込んでくれそうです」

坂本「(笑)。全部兼ね備えていると思います!」

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冨江「木村さんは1年前の『23区女子』でも主演をやっていただきましたが、その時から小柄な雰囲気のまま等身大でお芝居をしてくれます。今回とても難しい役ですが、木村さんが等身大で演じてくれれば。バンディットVに出会って彼女の存在が彼らの心を変えていく、5人と1人が一緒にいることによって物語の中で変わっていってもらえたら。そういう意味ではピッタリだと思っています」

――― 歌舞伎の「白浪五人男」をモチーフに5人が活躍しますが、決めセリフなどは聞けそうですか?

冨江「はい、名乗りがあります! 歌舞伎の名乗りをアレンジしたものでそれぞれの紹介と名乗り、お馴染みの戦隊モノよりもだいぶ長くなりそうです。そこも見どころになると思います。脚本と演出が同じ人物で良かったなと思うのは、ご本人とお会いして、良さを盛り込んでいけることですよね」

――― 彼らをどう演出していこうと?

冨江「脚本はあくまでも骨組み、後は本人達からアイディアを出してもらうのが一番いいなと。稽古がはじまってからもお芝居を作る上でいっぱいアイディアを出してくれると思うので、それを全部吸い上げて科学反応を起こしていきたいです」

坂本「プレッシャーですよね(笑)」

冨江「オリジナルの新作なので彼らが作るものが全て。稽古が楽しみですね!」

梶原「原作のある作品ではまず原作のキャラクターを考えてやっていかなくてはいけないですが、オリジナル作品ということで自分の特性を生かして役作りができそうなので楽しみです!」

冨江「笑い要素を多めに、稽古中はアドリブもガンガン入れて大丈夫!」

坂本「最初本を読んだ時、僕の役はコメディよりに作れそうなポジションで、僕がきっかけで色々発信できそう。今からアイディアを沢山作っておきます!」

木村「冨江さんとは前回一緒にやらせていただきましたが、何でも聞いてくれて受け入れてくださったので、プレッシャーがあっても冨江さんが一緒なら大丈夫と心強いです。笑いのシーンでは稽古中に誰よりも笑ってくれまして、今からすごく稽古が楽しみです。この冨江さんチームは本当にアットホームで笑いが絶えません。私は笑っている冨江さんを見て笑っていました(笑)とても平和な現場だと思います」

坂本「楽しみなのが、楽器を弾くシーン! あのシーンがどうなるのか!? めちゃめちゃ気になりますね。あとはもう颯のアクロバットですよ! この作品一番の見どころです。あとは残る3人がどれくらい動けるのか」

梶原「プレッシャーが(笑)」

冨江「5人の性格はバラバラ。14歳の弁天は自由に動いてしまうタイプ。力丸は名前の通りパワー系で、あと3名はこのチームの首領と、頭脳派キャラ、優しくて目立ちたがり屋と個性豊かなキャラクターが揃っています。実はつむぎも5人もそれぞれ過去が複雑で色々背負っていまして、その背景にも注目してください」

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テーマは優しさ

――― 彼らは物語の中で色々な挑戦がありますが、個人として今年挑みたい事は?

坂本「今年の目標は貯金です。無駄遣いをしない!」

木村「人生経験をしたいです! ずっと芸能活動をしていまして今年高校を卒業します。
役作りに生かしたくて色々な職業を見て知って体験し吸収できる年にしたいです」

梶原「俳優をやっていますが大勢の人の前でしゃべることが苦手なんです。以前の主演舞台で公演が終る度にカーテンコールで言葉を投げかけるのですがうまくいかず大変でした。そういう苦手な部分を克服して伸ばしていきたいです」

冨江「今回も座長なのでぜったい喋ることになるよね(笑)」

梶原「そうなんです。何を話すか考えて本番の舞台に出てしまうと気になってしまうので考えないようにしていて、本編が終ってエンドロールが流れている時に『ヤバイ何を言おう!』と毎回焦ってました(笑)」

冨江「今回のエンドロールを5分くらいにしてみようか(全員笑)」

――― 最後にメッセージをお願いします。

冨江「今作は人に対する優しさをテーマに描きます。『平成』という時代から新しい元号へと変わる時代。たぶん元号が変わるのは初体験のキャストが多く、きっとお客様も多いと思います。何かが大きく変わる訳ではありませんが、時代の変わり目の時に、新しい時代へ向けて何をどう残して行こうかという想いを込めて書いています。物語は大正の終わりから昭和がはじまる時代。一番大事なこととして周りの人に対しての優しさ、希望、夢を盛り込み、観終わった後にお客様が少しでも優しい気持ちになってもらえたら嬉しいですね」

木村「とても難しい役どころではありますが、他のキャストの皆さんのパワーに負けないように存在感を強く持って、皆さんと協力して良い作品を作り、皆さんの心に残こる作品になれば。今からしっかり役作りをして頑張っていきたいです」

坂本「台本を読んで自分なりのビジョンがありましたが、皆さんとお会いしてさらに膨らみました。自分達も楽しめる作品になりそうです。そしてお客様と一緒にその楽しい空間を共有できるようにこれから頑張っていきたいです」

梶原「座長という大役をお任せいただきとても緊張しています。まだまだ至らないところもありますが全て全力で、この座組を引っ張るために誰よりも頑張るという気持ちで挑みたいと思います」

(取材・文&撮影:谷中理音)

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公演情報

「舞台「大正☆クインテット」」のチラシ画像
Produce team Office54
舞台「大正☆クインテット」


2019年3月20日 (水) 〜2019年3月24日 (日)
座・高円寺2
HP:公演ホームページ

全席指定:5,000円(税込)

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舞台人による1000のエールプロジェクト