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大島 崚・大海将一郎

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大人気乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』舞台化第四弾

舞台シリーズ初! 原作ベースのストーリー を上演!

2016年1月から続く舞台『アルカナ・ファミリア』。地中海 に浮かぶレガーロ島を守る自警組織のファミリーを描いた今作は、満を持して原作大人気キャラクター・アッシュが登場。謎の錬金術師に奪われたタロッコを追いかけたファミリーは、不気味な幽霊船にたどりつく……。第一弾から出演の大島崚と大海将一郎に、舞台への意気込みを聞いた。

PROFILE

大島崚(おおしま・りょう)のプロフィール画像

● 大島崚(おおしま・りょう)
1991年9月18日生まれ。 東京都出身。主な出演作品に、テレビ東京『おはスタ』、テレビ東京『極上!!めちゃモテ委員長』、舞台『STORM LOVER 〜波打ち際の王子SUMMER!〜』、『十鬼の絆〜関ヶ原奇譚〜恋舞』、『プリンス オブ ストライド THE LIVE STAGE - EPISODE2』などがある。

大海将一郎(おおみ・しょういちろう) のプロフィール画像

● 大海将一郎(おおみ・しょういちろう)
10月5日生まれ。東京都出身。新人男性声優グループ『ツキクラ』メンバー。主な出演作に舞台『ジョーカー・ゲーム』、『B-PROJECT on STAGE 「OVER the WAVE!」』、『アイ★チュウ ザ・ステージ』、TVNHK Eテレ『シャキーン!』、CM コクヨ新商品『MOTTEモッテ』などがある。

インタビュー写真

――― この舞台のシリーズ第一弾が初対面だったそうですが、お二人の間での変化は感じていますか?

大島「このあいだ、(大海くんの出ている)舞台『B-PROJECT on STAGE 「OVER the WAVE!」』 を見に行ったんですよ。ダンススキルがめっちゃあがってて、誰か一瞬わかんないくらいキレッキレで」

大海「ほんとですか?」

大島「この『舞台アルカナ・ファミリア』も、ダンスも見せ場なので、成長してるところが出るんじゃないかなって。いつも、オープニングから必ず激しいダンスがあるんですよ」

大海「それが非常に盛り上がる楽曲で」

大島「そのオープニングのダンスが終わったあとにセリフが入るんですけど、本当にぜいぜいしながら大変でしたね」

大海「今回もどんなダンスになるのか、いろんな部分で成長がお届けできたらとは思いますね」

大島「ダンスのほかにも殺陣があったり、日替わりの部分もあって、いろんなものが詰まってるんですよ」

大海「日替わりは 幼稚園児になってみたり、キャラクターが入れ替わったり、お客様から借り物競争したり、運動会をしてみたり、一応台本はありますが、アドリブが大変多くてどんどん詰め込んでますね」

――― お二人が演じるキャラクターについても聞かせてください。まず、大島さん演じるリベルタのキャラは?

大島「ザ・元気っ子って感じで犬みたいですね。誰にでもすぐついていくし。そして、すぐ落ち込むし、すぐ立ち直る。でも、芯もあるんですよね。それはずっと船で大航海をしてきて、いろんな景色やいろんな人を見てきたので、人の暗い部分なんかもよく見抜いてわかっているというか」


インタビュー写真

――― では、大海 さんの演じるノヴァはどうですか?

大海「ヒロインのフェリチータに対してはツンデレですね。ファミリーの中では年下なんですけど、幹部として責任感も強いし、頼りになるんだけどふとしたときに精神的な幼さも見せるという。年齢的には幼いしかわいらしいけれど、大人びて感じる部分もあったりして、尊敬できるキャラだなって思います」

――― エピソード3までやってきて、キャラクター自身の変化というのもありますか?

大島「今回の台本の読み合わせをして思ったのは、すごく心の駆け引きの部分があるということですね。今回は、リベルタの亡くなったお父さんが幽霊 として出てきて、ファミリーとお父さんの どっちをとるかという葛藤も出てくるんです。この感情をどう演じていくかを今考えています 。成長したからこそぶつかる壁もありますし、ファミリ ーの、より強くなった絆をうまく表現できればいいなと」

大海 「“成長 ”はシリーズに一貫したテーマでもあるので大切にしたいです。それに加えて今回はアッシュやヨシュアという 新しいキャラクターが出てきて、そのことでまたスケールが大きくなるし、さらに大きな壁が目の前に立ちはだかって、それをどう超えていくのかもテーマになってるのかなと感じます。だから、今まで見てきた方にも、新たに見に来られる方にも楽しんでいただけるものになっている と思います」

――― ノヴァとリベルタの関係性はどんな感じなんですか?

大海「フェリチータ、ノヴァ、リベルタと年齢が近いので年下組と呼ばれていますが、このフェリチータを巡ってノヴァとリベルタは、お互いをライバル視しているところがありますね」

大島「お互い、認めてはいるんですけどね」

――― 二人でいるシーンのかけあいはどんな感じですか?

大島「常にわーきゃーした感じですね。いつもの僕らの雰囲気と似てるというか」

大海「喧嘩してるわけじゃないけどなんていうんですかね……」

大島「小競り合い?」

大海「お互い認めてるけど、素直になれないみたいな感じですよね。でも、ノヴァは今までフェリチータに対して素直になれないところが大きかったんですけど、今回は素直に気持ちを伝える場面もあって、心境の変化も見られるのかなって。ちょっと大人になっていると思います」

――― 胸キュンシーンもあるんですか?

大島「どう作っていくかはこれからなんですけど、新キャラのアッシュがすごいですね。普段はオラオラなんですけど。フェリチータに対してもストレートで」

大海「 ドキっとするシーン、多いですよね」

大島「しかも、アッシュは見た目は大人っぽいけど、リベルタより年下だったという」


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――― そういえば、カンフェティの以前のインタビューで、お互いに「中二病だ」と言い合われていましたが(笑)、そのあたりは変化しましたか?

大海「大島さんはずっと中二病ですからね」

大島「それはお前のほうだから!(笑)」

大海 「大島さん は殺陣とか剣が大好きで、僕が使う日本刀を使いたがるんですよね。そういうところがね。でも、僕には中二病のところなんかないもん!」

大島 「Twitterがちょっときもいんですよ(笑)」

大海 「すぐそういうことを言うんだから(笑)読んでくださる方が、元気がないときに僕のTwitterを見て元気になって欲しいんです」
大島「でも、心配させるときもあって。自転車のカギを 無くしたとかね」

大海「そういう母性本能をくすぐるところはありますよね」

大島「知らないよ!」

大 海「Twitterをね、僕は140文字全部使っちゃうからね、それでうるさいと思われるのかな。きっと、ここは使われないですよね」

――― 今回はWEBインタビューなので、そういうことも載せていきますよ!

大海「こわいこわい!(笑)」

――― 話は戻りますが、さきほどノヴァは日本刀を使うと伺いましたが、リベルタはどんな武器を使うんですか?

大島「カットラスという海賊の刀を使うのですが使い方が 日本刀とは違って難しいですね。大胆に振り回した方がいいね、という指導を受けて心がけているのですが。殺陣は好きなんですけど、そこまでやったことはなくて。いざやると、こんなに難しいんだって実感しているところです。手の動きよりも、足がおいつかなかったり、インナーマッスルが足りないと軸がぶれたりするし、やってみないと わからないことも多いけど、そういうことを知ることができるので 、今回も楽しみですね」

大海「僕も日本刀を使うのはアルカナの舞台だけで、ほかでは西洋っぽい殺陣が多いんですよ。アルカナの殺陣は迫力があるので、今回もどうなるのか楽しみだし、前よりもレベルアップした殺陣をお送りしたいと思いますね」


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――― さきほど、インナーマッスルの話が出ましたね。そのための準備もされているんでしょうか?

大島「インナーマッスルや足腰を鍛えることはすごい大切だなと思って、それから鍛えるようになったんですけど、鍛えた三日後くらいに効果がわかりますね。僕の殺陣は、回転系の動きが多かったので、特にインナーマッスルは大切でしたね。日本刀の殺陣にも流派があるので、そういうのも勉強していきたいなって。でも大海は、初めての舞台の殺陣のときも、ちゃんと陰で練習してきてたんですよ」

大海「神社とか駐車場とかで練習したりしてて。でもやっぱり職質されたりすることもあって、お巡りさんはちゃんと日本を守ってくれてるんだなって実感しました(笑)」

大島「確かに注意されたっていう俳優さんは多いですね。なかなか練習するところがないですからね」

――― 稽古以外でもお二人は仲がいいんですか?

大海「大島さんが大海のこと大好きなんですよねー!」

大島「この前泊まりにきましたね。でも、こいつの私服すごい変わってるんですよ。70年代のロシアみたいな」

大海「確かに、ロシアみたいな帽子かぶってましたね。こんな風にいじりあってますけどね、やっぱり大島さんがいたから、初めての舞台を乗り越えられたんですよ」

大島「取材だから言って るんでしょ?」

大海「そうですよ(笑)、取材だから言ってるんですけどね。でも、人見知りの大島さんが、ちゃんと話しかけてくれ たからね、そこから今のような和気あいあいとしたファミリーになったし、僕自身もファミリーに入ることができたんですよ…これはカットしないでくださいね!」

――― わかりました(笑)。では、最後に、舞台にかける意気込みを教えてください。

大島「なかなか同じ作品で何回も続けて上演できるものってないと思うんですよ。そんな中で4回もやれてるってことは、お客さんが応援してくれることも大きいですし、演じてきたすべてのメンバーたちの気持ちを引き継いだうえで、どんどん続いていけばいいなと思います。今後、長く続いていけば、世代交代もあるかもだけど、自分たちがちゃんとバトンを渡せるくらいに、ファミリーを作り上げていきたいなと思います」

大海「大島さんがいいことはぜーんぶ言っちゃいましたけど、たくさんの人に愛されてる作品だと思うし、そんな作品に出演できることも光栄です。その中でも、前作以上の作品にしてお客様にお届けできたらいいなと思います。」


(取材・文&撮影:西森路代)


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