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冨江洋平・末永みゆ・早乙女ゆう

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「いま」を生きるすべての人に贈るサバイバルアクション・エンターテインメント

23人の女子が織りなすアクション満載のハートフルドラマ!

主演に末永みゆを迎え、俳優の冨江洋平が脚本・演出を手掛ける舞台『23区女子』。一味も二味もある18歳の女の子たちが、東京の23区それぞれの代表として政権をかけて戦いに挑むサバイバルアクション・エンターテインメント作品。戦いだけではない、心温まるハートフルな作品に仕上がるという。今回は、冨江と“中野区”役の末永みゆ、“江東区”役の早乙女ゆうにこの公演の見どころを語ってもらった。

PROFILE

冨江洋平(とみえ・ようへい) のプロフィール画像

● 冨江洋平(とみえ・ようへい)
1979年10月30日生まれ。兵庫県出身。木更津発の『鳳神ヤツルギ』シリーズにレギュラー出演。俳優として活動する一方、映画・舞台のプロデュース業も活発で、14年には映画『悪魔が生まれた日』『籠に降る雨』の製作総指揮、15年には舞台『真田十勇士・序章〜戦国アサシン〜』や、人気声優による朗読劇「年年歳歳」を手がけた。

末永みゆ(すえなが・みゆ)のプロフィール画像

● 末永みゆ(すえなが・みゆ)
1995年11月4日生まれ。東京都出身。2013年、日テレジェニック2013に1位で選出、その後、2015年のミスiD2016のファイナルに進出した。舞台や映像でも活躍しており、2016年にはチバテレ『超電光スパークルZ』にレギュラー出演をした。

 早乙女ゆう(さおとめ・ゆう)のプロフィール画像

● 早乙女ゆう(さおとめ・ゆう)
1999年2月27日生まれ。東京都出身。舞台、映画に女優として活躍している。 2代目週プレ3姉妹。としても活躍。

インタビュー写真

個性的な23人の女性による戦い

――― 『23区女子』というキャッチーなネーミングの舞台であり、どんな内容なのかと想像を掻き立てる。まずは、その制作のきっかけを聞いてみた。

冨江「昨年出演した舞台『真田十勇士・序章〜戦国アサシン〜』の打ち上げの時に、『23区女子』というタイトルだけを思いつきました。言葉の響きが面白いなと思って、それから1年間かけて形にしました。本格的に内容を詰めたのは、昨年の秋過ぎですね。」

――― その内容は、近未来の歪んだ国家を舞台にしたバトルアクション。個性的なキャラクター達が出てくるが、役名が東京23区の名前。それだけでも贔屓目で応援したくなるキャラクターが生まれてしまうだろう。

冨江「皆さん思い入れのある区はあると思いますが、末永さん演じる中野区を見ながら、ストーリーが進んでいくので、中野区に感情移入しやすいと思います。それぞれの区の代表は、すごく強かったり、弁に長けたりと特技があるんですけど、中野区はいたって普通。自分でもなんで代表に選ばれたのか分からないで戦いに巻き込まれた子なんです。アクションが多いお話ですけど、中野区がどう戦うのかを楽しみにしていただきたいですね。」

末永「最近まで演じていた役が、人間なんだけど特殊な役だったので感情がある役は久しぶりです。最初は、気弱な子なんですけど、みんなの支えがあって、最後は成長していくんですが、その成長していく姿を表現できればと思っています。」

冨江「早乙女さん演じる江東区は、前大会の江東区代表が最下位だったので1年間重税に苦しんだんです。この時代の江東区は地盤沈下等でほとんど水浸し、ジャージと長靴という恰好だけど、それでも明るく前向きに振る舞っている子なんですよ。」

早乙女「ちょっとおバカなのかなって思っちゃうほど前向きなんですけど、その前向きさを変にやりすぎると、ただただおバカな子になっちゃうので、そのバランスを考えながら演じないといけないなと思っています。みんなから愛されるキャラになりたいですね。」


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――― 演じる役を語っている2人に、実際の自分と投影してみて、通ずるもの、相反するものがあるかを投げかけてみた。

末永「私は、普段は明るく楽しむ性格ですね。なので、中野区を表現するのは難しくもありワクワクもしています。ファンの人にとってはギャップだと思うので、そこは見てほしいですね。」

早乙女「江東区は感覚的に動いている部分があると思うんですよ。そこはちょっと似ているかなと思うんですけど、私の場合は、考えすぎてしまうタイプなので、ここまで前向きになれないかなと。江東区のポジティブなところは、これを機に見習いたいなと思います。」

アクションドラマとハートフルドラマ

――― この作品の触れ込みは『「いま」を生きるすべての人に贈る、サバイバルアクション・エンターテインメント』。縦横無尽に役者たちが舞台を駆け巡る。

冨江「アクションは入れたいなとずっと思っていました。制服に日本刀などの武器をもっているので、みんなカッコ良くなっていますよ。」

末永「初舞台の時に小刀を2本持って、アクションをやったことがあるんですよ。後は、ローカルヒーローをやっていて、そこではアクションもやっていますね。」

早乙女「私は初めてのアクションなんですが、昔からアクションは好きで、殺陣とかも興味ありました。レッスンもやっていたので、「やっとこういうお話がきた!」って思いました。でも、衣装のコンテが送られてみたら、ジャージと長靴だったんですよ。しかも、ちょっとダサい感じので(笑)。戦えるのかなっていう不安はあるんですけど、長靴アクションをみなさんにお届けできればなと思います。」


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――― サバイバルアクションだけではないのが、今回の作品。作品のテーマには実はハートフルな内容も盛り込まれている。

冨江「大げさに言うと、「世界平和」がテーマです(笑)。観終わったあと、「思いやりや優しい気持ちが世界を変える」とか「平和な世界を子供たちに残したい」って感じてもらえたらなと思っています。言葉にするとちょっと恥ずかしいですが、舞台だからこそ伝えることができるんじゃないかと盛り込んでいます。」

早乙女「台本を読んで大変だなと思っていて、そのキャラの性格や芯の部分を強くもって、稽古から本番まで一緒に作っていけたらいいなと思います。」

冨江「稽古では、人との対話で生まれるものをしっかり見つけて大事にしてほしいなと思っています。劇場のお客さん全員が感情を揺さぶられるところは必ずありますからね。」

末永「ハンカチを忘れずにです(笑)」

早乙女「箱ティッシュでもいいですよ(笑)」

――― アクション、ハートフルの要素が詰まった作品。様々な要素がかけ合わさった作品をどう描くか、それは会場に来てからのお楽しみだ。最後に3人にはこの舞台における意気込みを聞いてみた。

冨江「23人の女の子たちが、舞台上所狭しとアクションしたり、怒鳴ったり、泣いたり、喜怒哀楽を全て表現してくれます。稽古始まってから、本番終わるまでは、みなさんぐっちゃぐっちゃになると思うんですよ。それぐらい一生懸命に舞台上でやってくれると思うので、劇場で彼女たちから色々と感じてもらえたらと思います。」

早乙女「かわいい女の子たちが舞台上でいろんな技を繰り広げたり、ヒューマンドラマだったりアクションだったりというのを通して、世界平和をお届けできたらいいなと思います。明るく中野区をサポートできるように頑張ろうと思います。」

末永「女の子が戦う舞台は初めてで、人間らしい役が自分にとって初めてなので、今からドキドキワクワクしています。ぜひ、見に来てください、うふっ♡」


(取材・文:熊谷洋幸 撮影:安藤史紘)


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