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平野良・寿里

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思い切り笑って、ホロッと泣けて、艶姿に心ゆくまで酔いしれる。

毎回が本気の仕掛け合い。落語の世界を実力派俳優が自由に魅せる!

見目麗しき若手実力派俳優たちが、艶やかな着流しに身を包み、傑作落語を演じる。そんな意表を突く設定で人気を博す『ハンサム落語』。最新作となる第五幕には、平野良、寿里ら人気俳優が名を連ねる。(取材・文:横川良明 撮影:佐藤雄哉)

PROFILE

平野 良(ひらの・りょう)のプロフィール画像

● 平野 良(ひらの・りょう)
1984年5月20日生まれ。神奈川県出身。99年、『3年B組金八先生 第5シーズン』で映像デビューを果たす。以降、舞台を中心に実力を伸ばし、『江戸のえじそん』『メサイア 紫微ノ章』『源氏物語〜夢浮橋〜』と話題の作品に次々と出演している。

寿里(じゅり)のプロフィール画像

● 寿里(じゅり)
1981年2月16日生まれ。千葉県出身。モデルを経て、05年ごろより俳優としての活動を開始。ミュージカル『テニスの王子様』を皮切りに数多くの舞台に出演。近年の出演作に『K』『マルガリータ〜戦国の天使たち〜』『のぶニャがの野望 弐』などがある。

インタビュー写真

寿里「僕らがやる演目はどれもすでに完成された作品ばかり。多少崩しても揺るがない良さがあります。そんな古典落語を感情をこめて演じる。それがプロの落語家ではなく、役者である僕らがやる意味だと思うんです。堅苦しいと思う人もいるかもしれませんが、この作品が落語にふれる入口になれば嬉しいですね」

――― 通常、落語は一人の噺家によって演じられる。そこを二人の役者が掛け合いながら演じるのが、本シリーズの特徴だ。

平野「組み合わせがバラバラなので、もう毎回が仕掛け合いです。前回は雄くん(宮下雄也)に“お前は全然ぶつけてこない”ってダメ出しされて。だから千秋楽の時に胸をさわりに行ったり、思い切り攻めてみたんです。そしたら、本番中に“いい加減にせい!”ってガチでどつかれた(笑)。稽古でもがっちり固めず、それぞれの個性を大切にしてくれるので、普段の舞台とは違う僕らのリアルな顔が見られると思いますよ」

――― 寿里にとっては第一幕から久々の登板となる。

寿里「第一幕の頃はまだ全員が探り探りで。拙い落語を全力でやる僕らの姿をお客さんが楽しんでくれて、楽しむお客さんの姿を見て、僕らも自信が持てた。お客さんと公演を通して『ハンサム落語』というスタイルをつくっていた感覚があるんです。演出のなるせさんも自由にやらせてくれるので、ある意味、すごく自己プロデュースに近いかたち。“もっとこうしたら相手が引き立つな”っていうことを自分たちで考えながら、演目をつくり上げていったのを覚えています」

――― 常連組の平野は、今回の見どころに共演者の吉田友一を挙げる。

インタビュー写真

平野「残念なことに今回共演の機会はないんですけど、友一さんは僕らの間で“ハンサム落語の妖精”って呼ばれてて(笑)。普通、枕(本題に入る前の話)って、ネタに関連することを話すんですけど、友一さんは全然関係ないことを平気で話したりする。僕なんか打ち合わせをせずに臨むので、何を話すか全然わからない。そこがすごくやってる側も面白いんです。ぜひ今回も友一さんの枕に注目してもらえれば(笑)」

――― ハイスピードで公演を重ねる本作。落語を聞いたことがないという人はもちろん、本職の落語家もその魅力に太鼓判を押している。

平野「以前、ある落語家さんに見ていただんです。そしたら“別物だけど成り立っているね”って言ってもらえたのがすごく嬉しかった! 今回は初めて福岡に行きますが、いつかNYでやるのが夢なんです」

――― ではここで落語家にちなんで、最近の小噺をひとつ。

寿里「人ってドジな期間ってありますよね(笑)。僕がまさに今その時で、この間、アメリカンドッグを食べようとケチャップの袋を破いたら、思い切り飛んで、ちょうど横にいた末野(卓磨)くんにぶちまけてしまいました…」

平野「『ドラクエ』のスマホゲームにハマッてて、この間、初めて課金をしたんです。でも、全然いいモンスターが出てこなくて。ムキになって何度もやってたら、いつの間にか結構な額を課金してました…(涙)」

――― おあとがよろしいようで。

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