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中田美優・大島 崚・大海将一郎

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あの大人気乙女ゲームがオリジナルストーリーで初の舞台化!

甘い恋のドキドキも、熱い戦いのワクワクも、すべてがつまった恋愛アドベンチャーの決定版!

「乙女ゲーム×少年マンガ」をコンセプトに、「乙女ゲーム」ならではの眉目秀麗、個性炸裂のキャラクターと、「少年マンガ」らしいファンタジックな世界観で人気を集める『アルカナ・ファミリア』。書籍化、アニメ化と多彩なメディアミックスを展開する本作が、ついに堂々舞台化を果たす。地中海に浮かぶ小さな島・レガーロ島を舞台にした恋愛アドベンチャーゲームの世界をどう3次元へと立体化するのか。出演者である中田美優、大島崚、大海将一郎の3人が意気込みを語った。

PROFILE

中田 美優(なかた・みゆ)のプロフィール画像

● 中田 美優(なかた・みゆ)
1998年10月13日生まれ。神奈川県出身。これまで『エデンの空に降りゆく星唄』『ユキサキ』などの舞台作品で活躍する他、NHK大河ドラマ『平清盛』やドラマ『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』に出演。16年には出演映画『レミューテック』の公開が控える注目株。

大島 崚(おおしま・りょう)のプロフィール画像

● 大島 崚(おおしま・りょう)
1991年9月18日生まれ。東京都出身。09年、テレビアニメ『極上!!めちゃモテ委員長』に東條潮役で声優デビュー。その後、舞台にも活躍の場を広げ、近作に『舞台 STORM LOVER 〜波打ち際の王子SUMMER 改!』『イツツメキセツ』『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜 Re-verse-mind』『月下燦然ノ星〜帝都綺譚〜』などがある。

大海 将一郎(おおみ・しょういちろう)のプロフィール画像

● 大海 将一郎(おおみ・しょういちろう)
音楽ユニット・monoclorfulのボーカリストとして活動。今回が舞台初出演となる。

インタビュー写真

出演が決まった時は嬉しくてボロボロ泣きました。

―――ファン注目の舞台化にあたって気になるキャスト陣はオーディションを勝ち抜いた次世代スターが揃った。フェリチータ役の中田、そしてノヴァ役の大海は出演の喜びをこう語る。

中田「もともとアニメ版の『アルカナ・ファミリア』が大好きだったので、主人公に選んでいただけて本当に光栄です。他にもたくさん応募している人たちがいたし、絶対無理だって諦めていたんですね。そしたら、マネージャーさんから“おめでとう”って電話があって。しかも、運命を感じることに、その知らせを受けたのが誕生日の次の日だったんです! もう電話を切った後、嬉しくてボロボロと泣きました」

大海「本当に!? 実は僕も誕生日の日に連絡をもらったんですよ(笑)。僕は今回が舞台初出演。嬉しさ半分、不安とか緊張とかいろんな感情が入り交ざっている状態です。だけど、せっかくの初舞台なので、日々楽しくいろんなものを吸収できたらなと思います」

―――そんな初々しい二人をまるで兄のように温かく見守るのが、リベルタ役の大島だ。

大島「稽古が始まったばかりの頃はすごい気まずかったんですよ。初めましての方ばっかりで、みんな無言でストレッチとかやってて(笑)。コミュニケーションがとれるようになったのは、一緒に芝居をやりはじめてから。この作品ってキャラごとにいろんな関係性があるから、それぞれ絡む場面がいっぱい出てくるんです。一緒にやっているうちに自然と仲良くなって、今はうるさくて怒られるんじゃないかなってくらい和気藹々としています」

―――ゲーム、アニメ、漫画と垣根を超えた展開を広げる『アルカナ・ファミリア』。その魅力はいったいどこにあるのだろうか。

大島「まずはとにかくアクションがすごい! それぞれ異なる特殊能力を持ったキャラクターの個性と、一人ひとりが抱えている過去のエピソードが魅力的なんですよね。しかも、イタリアのマフィアという題材。舞台ではスーツ姿のキャラクターがビシッと一列に並びます。それだけですごく絵になるし、きっといろんな方に受け入れてもらえると思っています」

大海「出演が決まってからゲームをプレイしてみたんですけど、恋愛ゲームなのにアクション性が入っていたり、ストーリー自体も密度の濃い内容になっているので、男の僕でも純粋に楽しめました。今まで恋愛ゲームをしたことはありませんでしたが、一気にこの『アルカナ・ファミリア』の世界観が好きになりましたね」

―――慣れない取材に緊張気味の大海。そんな大海をリラックスさせるように、大島がこんな稽古場でのエピソードを明かしてくれた。

大島「大海くんは実は結構バカなところがあって(笑)。俺は自分のことを自他ともに認める中二病だと思っているんですけど、彼がじゃあ“俺は中三病だ!”って対抗してきて、いきなり自分のイメージする月9ドラマを演じはじめたんですよ。しかも、そのお芝居が変にクオリティが高くって(笑)。そういうベールを脱いだ部分もこれから稽古場でどんどん暴いてやりたいですね」


インタビュー写真

殺陣はめちゃめちゃカッコいいの一言に尽きます。

―――舞台化に向けて、注目はアクションだ。ゲームから飛び出してきたかのようなキャラクターたちが本気の立ち回りで観客を圧倒する。

大島「リベルタだったらカットラス、ノヴァだったら日本刀、フェリチータはナイフというふうに、それぞれ特有の武器があって。その個性が活きるアクションをつけてもらいました。剣を使った殺陣は今回が初めて。わからないところもまだあるんですけど、むしろ中二病の血が騒ぐところ。稽古中は、“俺は中二病だ!”ってずっと気持ち悪い動きをしてました(笑)」

中田「私は、そうやっている大島さんをずっと見ていました(笑)。ナイフの扱い方が難しくて、最初は順手だったのを気づいたら逆手にしなくちゃいけなかったり、上手くさばくのに苦労しています。あと大変なのは、やっぱり蹴りですね。回し蹴りをした後にナイフを出したり、今までにない動きがたくさんあるんです。本番までにしっかりフェリチータとしての動きにしていきたいなって思っています」

大海「殺陣に関しては、めちゃめちゃカッコいいの一言に尽きると思います。大勢のキャラクターがそれぞれ違う殺陣をして。しかもどれもアクションが大きいから迫力がある。ストーリーはもちろんアクションも楽しんでもらえる作品になるんじゃないかと思います。殺陣は初めてなので自分にできるか不安はありましたけど、実際やってみたら中三病の血が騒ぎましたね(笑)」

中田「リベルタとノヴァのアクションシーンは本当にカッコいい。アニメファンの私から見ても、“目の前にリベルタとノヴァがいる!”って思ったくらいです」

大島「あと、注目してほしいのは衣装。今回、フェリチータの衣装がものすごいミニスカートなんです。それで蹴りをするから、舞台サービスだと思いますよ。俺もね、見れるものなら見たいですけど…」

中田「それ以上、変な妄想したら蹴りますよ(笑)」

大島「きっと隣で戦っているノヴァも喜ぶと思います」

大海「何で僕なんですか?」

中田「え? 実質どうなんですか?」

大海「僕は全然そんなこと気にしないですけど。まあ見れるものであれば失礼したいですよね」

大島「ムッツリ野郎だな!(笑)」

インタビュー写真

こから第2弾、第3弾と続けていきたい。

――― まるで昔からの仲間のようにワチャワチャ感いっぱいの三人。きっとこのチームワークで迫力満点の舞台をつくり上げてくれるはずだ。

大島「SNSで僕らのメインヴィジュアルが公開されたとき、ものすごい反響があって。より一層責任感が増したというか、ファンのみなさんに認めてもらえるものをつくらなくちゃって気合いが入りました。できるなら、ここから第2弾、第3弾とシリーズを続けていきたい。一生懸命稽古を頑張っていきますので、ぜひ観に来ていただけたらと思います」

大海「本当にたくさんの人に愛されている作品。その1キャラクターを演じさせてもらうのは光栄だと思っています。『アルカナ・ファミリア』を知っている方はもちろん、全然知らない方が観ても楽しめる作品になっていますので、ちょっとでも興味が湧いたら気軽に劇場まで足を運んでもらえたら嬉しいです」

中田「自分がファンとして観ていた作品に、主人公というかたちで関わらせてもらえて本当に幸せです。今回は、舞台オリジナルストーリーということで、また今までと違った一面を見ていただけるはず。タイトルにあるファミリアという言葉通り、家族みたいな絆が大事な作品なので、全員の絆で素晴らしい作品にしていきたいです」


(取材・文&撮影:横川良明)

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