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藤岡正明・RiRiKA・四宮貴久

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アメリカの大自然を舞台に渦巻く感情のドラマ

かつての親友同士にある秘密。過去を乗り越え、新たな一歩を踏み出す物語

ニューヨーク・ミュージカル・シアター・フェスティバル2010で4部門の賞を獲得したミュージカル『TRAILS』。かつて親友同士だった2人の青年が、アパラチア山脈のトレイルコース2,175マイル、3,500kmを歩く中でさまざまな人々と出会い、やがてお互いの友情の真価が問われる試練に向き合う。そんな同作の日本版が、2012年に上演された朗読+バンド演奏のコンサートバージョンを経て、装いも新たなフルバージョンとして帰ってくる。初演からの続投となるセス役の藤岡正明と、青年2人の幼馴染みエイミー役のRiRiKA、日本での上演に尽力した四宮貴久が、再演への意気込みを力強く話してくれた。(取材・文・撮影/西本 勲)

PROFILE

藤岡正明(ふじおか・まさあき)のプロフィール画像

● 藤岡正明(ふじおか・まさあき)
1982年生まれ。東京都出身。『ASAYAN』超ヴォーカリストオーディションを勝ち抜き、2001年にシングル「交差点」でデビュー。2005年『レ・ミゼラブル』マリウス役でミュージカルデビューを果たし、2008年には『ミス・サイゴン』のクリス役を演じるなど、舞台での活動も多い。2012年には自らの演劇ユニット“青唐辛子”を旗揚げした。

RiRiKA(りりか)のプロフィール画像

● RiRiKA(りりか)
大阪府出身。2003〜2006年まで宝塚歌劇団に所属。退団後も多くの舞台に出演し、『ミス・サイゴン』ではエレン役を務める。2013年には昭和の名曲をカバーしたCD『ラストダンスは私に』を発売。自ら作曲も担当するツインボーカルユニット“ファンタスマゴリック”でも活動中。今回のエイミー役は富田麻帆とのダブルキャスト。

四宮貴久(しのみや・あつひさ)のプロフィール画像

● 四宮貴久(しのみや・あつひさ)
岡山県出身。国立音楽大学卒業後渡米。全米ツアーやスイスなど、ミュージカルを中心に出演。『ミス・サイゴン』を機に日本に。日本のミュージカルとして初めてロシアに招聘された『誓いのコイン』では主演。演出、振付、翻訳も手がけ、2012年の『TRAILS』ではセスの相手役マイクとして出演し、今回は翻訳、訳詞を担当。2015年春から、NYブロードウェイにて『王様と私』に出演予定。

――― そもそも日本版が作られるきっかけとなったのは、楽曲の素晴らしさに四宮が惚れ込んだことだったという。

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四宮「『TRAILS』の脚本を書いているクリスティ・ホールの旦那さんマットと2009年に共演したことがあって、そのとき遊びに来たクリスティから“今ミュージカルの脚本を書いてるの”とCDを聴かせてもらったのが始まりでした。その音楽にすごく感銘を受けて……ジェイソン・ロバート・ブラウンやジョナサン・ラーソン、そして今のアメリカの最先端のミュージカルを感じさせるサウンドで、いつか絶対にこれをやりたい!と思ったんです」

藤岡「コード(和音)の重ね方1つをとってもすごく洗練されているし、初演ではピアノ、ギター、コントラバス、バイオリンという編成だったんですけど、そこでいかにリズミカルに感じさせるかというところも、とても緻密に作られている。ちょっとカントリー風なところやアイリッシュな雰囲気もあって、そこに乗っかるメロディーも、それだけで勝負できるんじゃないかというくらい秀逸なんです」

RiRiKA「私は藤岡くんみたいにうまく言えないけど(笑)、いい曲がいっぱいあります! 歌はけっこう難しいですけど、そのぶん、やりがいがあるし、他の役の曲も全部歌いたいなと思うくらい、素敵な曲が多いです。だから皆さんも心躍って聴いてもらえるんじゃないかと思います」

――― リーディングスタイルだった2012年の初演に対し、今回は動きや舞台装置も入れたフルバージョンへとスケールアップ。

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藤岡「本を持ちながら丁寧に言葉やストーリーを伝えることも役者のスキルの1つだとは思うんですけど、やっぱり制約がある。それが今回はなくなるし、台本も書き換えられて、演出家も変わっているので、純粋にゼロからのスタートという意味合いで取り組んでいます」

RiRiKA「初演では本を持ってやっていても、正直、ときどき離したくなる瞬間がけっこうあったんです。それに3年前に比べると自分の引き出しも増えて、成長していると思うので(笑)、今回はすごく楽しみですね」

四宮「初演の時点では、本国アメリカでも作品が成長段階にあって、つい最近になって内容が固められたんです。そんなふうに作品が作り上げられていくプロセスの中にいられることは、すごく充実感があります。あと、バンドにパーカッションを加えたいとずっと思っていて、それも今回は実現しました」

――― 長い別れを経て再会した級友同士の関係性が、旅や出会いを通して少しずつ変化していくストーリーは、幅広い層の共感を誘うはず。

藤岡「何か傷を抱えたり暗い過去を持つ人間たちが、トレイルの旅を通して、あるいは親友や出会った人たちとのやり取りによって浄化され、新たな一歩を踏み出していく。すごく分かりやすいお話です。トレイルコースをイメージした舞台や照明があって、そこに僕たちが立っている。それはまるでアメリカへの小旅行みたいなもので、そこで風を浴びたり音楽を聴いたり、ちょっと泣いたり……最後はとても希望に満ちた終わりになっているので、観終わった後はすごく良い“心のデトックス”ができる作品なんじゃないかと思います」

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RiRiKA「歌に関しても、ミュージカルというよりポップスっぽい感じで、初めての方も入り込みやすく、気楽に観てもらえると思います。前回は朗読劇だからこそ深められた部分もありましたけど、今回は本を離して、もっとパワフルな舞台になると思うので、ぜひ観に来ていただきたいです」

四宮「この作品に出会ったときからずっと、セスは藤岡さんで、と思っていました。初演を観て、やはりぴったりだと思いましたし、今回もこうして出ていただけるのは本当に嬉しい限りです。RiRiKAさんも、日本でレコーディングしたものをアメリカに送ったら大絶賛でした。そうやって向こうの人も喜んでくれているというのは、これも1つの文化交流だと思うんです。作品があることによって人が集まってくる。国も地方も関係なく交わって、垣根を広げていければ嬉しいですね」

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公演情報

「ミュージカル「TRAILS」」のチラシ画像
株式会社シエロ
ミュージカル「TRAILS」


2015年1月28日 (水) 〜2015年2月1日 (日)
シアターグリーン BIG TREE THEATER
HP:公演ホームページ

5名限定!6,500円 → 【指定席引換券】5,500円さらに500Pゲット!

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