CLOSE

CLOSE

ジャンル別公演チケット

エリア別公演チケット

条件別公演チケット

ゴンチチ

ゴンチチ

※本ページは、人物/団体の名前でWikipedia、Google画像、YouTube動画検索等を行い、その結果を自動的に取得・表示しています。

 

Wikipedia

ゴンチチGONTITI)は、ゴンザレス三上(本名・三上雅彦、1953年12月30日 - )とチチ松村(本名・松村正秀、1954年9月6日 - 、共に大阪府出身)の2人から構成されるアコースティック・ギターデュオ。日本人によるポップなギターデュオの元祖で、自らの音楽性について「地球一番快適音楽」を標榜する。

概要

日本人によるポップなギターデュオの元祖である。三上と松村の二人がアコースティック・ギターを演奏するのが基本スタイルとなっている。それに加えて、打ち込みによるデジタルサウンドを組み合わせることも大きな特徴である。自身の音楽性について「地球一番快適音楽」を標榜するように、純粋に非日常的な楽しさのみを追求して作品を制作するため、イージーリスニング的で、エキゾティックな雰囲気を持つインストゥルメンタル楽曲が殆どである。

一般消費者からは万人受けする癒し系音楽を作っているギターデュオと思われがちであるが、実際の作風は少しアート寄りで、一般に良く知られている「放課後の音楽室」に代表される分かりやすいアコースティック作品もあれば、電子音楽的な尖った作品も発表している。

アコースティック・ギターとシンセサイザー打ち込みの組み合わせは、予算が少なかった1983年のデビュー・アルバム『ANOTHER MOOD』の制作で借りたスタジオに偶然置いてあったフェアライトCMI(当時日本に2台しかなかったデジタル・オーディオ・ワークステーション)を、音を豪華にするために松浦雅也の協力を得て試験的に導入した頃から続いている。

使用楽器

ゴンザレス三上がナイロン弦ギター(クラシック・ギター、ガットギター)によるリードギターを担当、チチ松村がスティール・ギター(フォークギター)によるサイドギターを担当する。レコーディングでは生音をマイクで拾うことが多いが、ライブ演奏ではオベーションのエレアコを使用して、ライン音をアンプで大きく増幅した音を使うのが定番になっている。近年ではPAを使用せずコンサート会場の反響のみを利用してギターの生音を聴かせるライブも頻繁に行っている。三上は12弦ギターやエレクトリック・ギター、ソプラノギター、6弦ウクレレ、松村は8弦ウクレレなどをそれぞれ使用。

演奏スタイル

基本的に三上と松村の二人は椅子に並んで座ってギターを弾く。松村が向かって右、三上が向かって左というのが定位置である。衣装はほとんどがスーツである。演奏中は二人とも足でリズムを取るが、三上はつま先を軸にするのに対して松村は踵を軸にして動かす。このようなスタイリッシュさがビジュアル面での売りになっている。

ナイロン弦ギターは一般的に指弾きをするものだが、三上はピックを使ってダイナミックに弾く。このため、ナイロン弦ギターの一般的印象とは違う、明るくリズム感の強いサウンドを生み出している。対して松村は、スチール弦ギターを指弾きし、独特の心地よいリズムを生み出している。ほとんどの曲がインストゥルメンタルであり、歌詞のある楽曲の場合、歌唱はもともとフォークソングの弾き語りをしていた松村が担当し、三上が歌うことは稀有である。

ライブにおけるバックバンドの編成はその時々で大きく変化する。ドラム、ベース、キーボードといった典型的ロックバンド流の編成の場合もあれば、ストリングスのみを従えることもある。リズムセクションの中心は梯郁夫、越智兄弟らによるパーカッションになることが多い。東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションとの共演も多い。

来歴

三上が就職前に喫茶店でギター教室を開き、自宅でギターの多重録音をしていた頃、喫茶店のマスターに、ライブハウスでフォークシンガーをしていた松村のデモテープを聞かされた。喫茶店に出入りしていた共通の友達が、三上を松村の家に連れてきた。そこで二人でギターを弾いたところ非常に相性が良く、意気投合する。その時に弾いた曲が後年アルバム『Black Ant's Life』に収録された「My Favourite Things」だった。三上にギターを習っていたのが後にマネージャーとなる佐脇章太である。

1978年にゴンチチを結成。1983年、アルバム『ANOTHER MOOD』でポリスターからメジャー・デビュー。1984年にEPIC・ソニーに移籍する。

デビュー・アルバム『ANOTHER MOOD』をレコーディングする際、予算が無いという事で、たまたま安く借りられた松下電器のスタジオで、当時、日本に2台しかなかった当時最先端のデジタルシンセサイザー・サンプラーのフェアライトCMIを発見し、ギター以外の演奏に充てた。この偶然によって、時代に先駆けるようにアコースティック・ギターとデジタルサウンドの組合せというゴンチチの大きな特徴が生まれた。この時フェアライトCMIの打ち込みを担当した松浦雅也がその後もゴンチチの数多の曲のアレンジを担当。1992年のアルバム『Gravity Loves Time』までコラボレートは続いた。


 
取扱中の公演・チケット情報
現在弊社が取り扱う公演はありません.