CLOSE

CLOSE

ジャンル別公演チケット

エリア別公演チケット

条件別公演チケット

北原みのり

北原みのり

※本ページは、人物/団体の名前でWikipedia、Google画像、YouTube動画検索等を行い、その結果を自動的に取得・表示しています。

 

Wikipedia

北原 みのり(きたはら みのり、1970年(昭和45年)11月24日 - )は、日本の著作家、フェミニスト。自身の会社アジュマで、シスターフッド出版社「アジュマブックス」や、女性のためのセックスグッズ(フェムケアグッズ)ショップ「ラブピースクラブ」を運営。性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」の呼びかけ人。「希望のたね基金」理事。

『奥様は愛国』『毒婦。』『性と国家』『日本のフェミニズム』など、フェミニズム、ジェンダーに関する著書多数。

経歴

  • 1970年、神奈川県生まれ。3歳まで横浜市鶴見区で育ち、その後は千葉県に転居した。津田塾大学学芸学部国際関係学科を卒業後に日本女子大学大学院で教育心理学を専攻し、性教育をテーマに研究。中途退学し、出版社でのアルバイト、雑誌編集やフリーライター職などを経験。
  • 1995年、友人とともにホームページ製作会社を設立。
  • 1996年、女性の性についての情報を発信するネットサイト『ラブピースクラブ』を開設し、フェミニズムの視点で女性向けのセックスグッズ(フェムケアグッズ)を扱うショップを立ち上げた。セックストイや生理用品、避妊用品を取り扱う。これは日本で初めて女性だけで運営をするセックスグッズショップだった。2019年には大丸梅田に(2022年閉店)、2021年にはラフォーレ原宿に常設店をオープンした。
  • 2006年、1996年よりレズビアンとバイセクシャルの為の商業誌『アニース(anise)』にて掲載されていた天宮沙江の漫画『プリカちゃん』の映画化をプロデュースした。
  • 2013年から、のりこえねっと(ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク)の共同代表。在日韓国・朝鮮人や、女性、障害者、性的少数者など社会的少数派への差別・暴力に対峙するだけでなく、すべての人間が持つ普遍的な尊厳と人権を擁護する活動を行う。
    • 2014年・2016年・2018年の3回、V-DAY期間に行われる朗読劇『ヴァギナ・モノローグス』に俳優の木内みどりらと出演した。これは、全員無報酬で参加するチャリティ公演であり、収益は性暴力根絶のために働くNPOや団体に寄付される。
    • 2014年12月3日、北原のセックスグッズショップで、ろくでなし子の女性器を型どった石膏にデコレーションを施したアート作品を展示していたことにより、わいせつ物公然陳列の疑いで警視庁に逮捕された。検察は同月24日に北原をわいせつ物陳列罪で略式起訴し、裁判所は罰金30万円の略式命令を出した。北原は、留置場に数日間勾留され、その経験を月刊『創』2015年5・6月号で次のように語っている「私が理不尽に感じたのは、警察に対してだけでなく、警察発表のままに報じるマスコミや、私とろくでなし子さんを同一化してまつりあげる人たちや、『性器はわいせつじゃない』と言わなければいけない状況とか、(ろくでなし子の)再逮捕を招いた闘い方とか……色々なことに対してで、考えれば考えるほど辛かった」。
    • 2017年から2022年まで、PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)の理事として、AV出演強要やリベンジポルノなどの被害を訴える女性たちを支援してきた。2022年に成立したAV新法(AV出演被害防止・救済法)については、「国が性交を契約上の業務として認める初めての法律」と反対した。北原は、「AV出演被害は契約がしっかりしているからこそ、被害を訴えられない現実がある」と訴えている。
    • 2017年、慰安婦問題日韓合意に反対する一般社団法人「希望のたね基金」の理事に就任した。
    • 2019年、3月に相次いだ性犯罪の無罪判決を受けて、性暴力の根絶を求める「フラワーデモ」を呼びかけた。フラワーデモは2023年現在も毎月11日に日本各地で行われている。
    • 2021年、絶版になったフェミニズム古典や、性に関する本などを扱う出版社「アジュマブックス」を始めた。2023年3月までに、韓国人女性の自伝『道一つ越えたら崖っぷち』など、10冊以上を出版している。
    • 2023年現在、雑誌 『AERA』(朝日新聞社)に記事を連載している。また、『週刊金曜日』の書評委員も務めている。

    性売買について

    • 1886年に設立された矯風会(日本キリスト教婦人矯風会)が実践した、シスターフッドをベースにするフェミニズムを評価し、「元祖#MeToo」と位置付けている。矯風会は、公娼制度の廃止を求め、自身も性暴力を受けた人たちが、同じ姉妹として性売買に関わる女性たちを支援する運動を行ってきた。
    • 性産業については「性搾取」「性暴力」として、そこで起きている差別や被害、性産業を支えている歴史や文化を考えなければいけないとしている。北原自身は、女性が主体的に性を楽しめる社会にするために仕事をしてきており、25年以上セックストイを販売し、風俗現場やAV女優を取材し、取材を兼ねて買う側を体験し、わいせつ物陳列罪の疑いで逮捕もされている。だからこそ、「性を仕事にする者を差別するな」と言うが、「性の売買を普通の労働として認めるべき」とは言えないのだという。その理由には「男女間の経済格差」など「性産業を支える、社会の性差別構造」や「妊娠の恐怖」「性感染症のリスク」「筋力差・体格差による暴力の恐怖から逃れるのは難しいこと」「当たり前に女性の性の商品化がされてること」「買う側の男性の需要の本質が見えないこと」「『性の自己決定』『自己責任』を巧妙に利用して、人を食い物にしていること」などをあげている。

    著書

    単著

    • 『はちみつバイブレーション』河出書房新社、1998年11月。ISBN?4-309-01249-3。?
    • 『男はときどきいればいい 愛とセックスのレシピ』〈祥伝社文庫〉1999年。ISBN?4-396-31122-2。?
    • 『フェミの嫌われ方』新水社、2000年。ISBN?4-88385-015-3。?

     
    取扱中の公演・チケット情報
    現在弊社が取り扱う公演はありません.