KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
「未練の幽霊と怪物」
一般販売
カンフェティ会員なら1%ポイント還元 詳細はこちら
この公演は終了しました。
他の公演を検索するには、ページ上部の
検索窓にキーワードを入力して下さい。
この公演での新型コロナウィルス(COVID-19)感染予防の取組み
<ご来場の皆さまへのお願い>
KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず、劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。
※感染拡大防止のため、当面は間隔を空けた座席配置にて販売いたしますが、状況により追加席を発売する場合がございます。予めご了承の程何卒よろしくお願いいたします。
※この情報は公演主催者より提供を受けたものであり、カンフェティが実施を確認したものではございません。
公演内容
第72回 読売文学賞 受賞!
能のフォーマットを応用し、ついえた「夢」を幻視する、レクイエムとしての音楽劇。
本作は2020年4月、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、6月ー7月に予定していた全公演を中止し、延期の機会をさぐることとなりました。中止から1年、オリジナルキャスト・スタッフで待望の劇場上演を果たします。
2021年の上演にあたって
幽霊は、現れるために、場所を必要とします。
そういうわけで、「未練の幽霊と怪物」の上演には舞台が、劇場が必要です。
わたしたちは去年の春、公演中止が決まったあとも、オンライン・リハーサルをやっていました。
延期して上演が行われることを見込んで、コンセプトや、このパフォーマンスに必要な感覚を共有するためのプロセスを踏んでいたのです。たいへん上首尾にいきました。
来る上演に向けて、あとは細部の精度にこだわっていくだけです。
準備は万端です。身体、音楽、空間、言葉。
観客のみなさんが幽霊の出現に立ち会うべく、劇場に来てくださるのを心よりお待ちしています。
岡田利規
============================
ザハ・ハディドをシテに描く『挫波(ザハ)』/高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる『敦賀(つるが)』
現代演劇の言葉と身体、空間がおりなす可能性を開拓し、国際的に活躍する劇作家・演出家の岡田利規(チェルフィッチュ主宰)が、現存する世界最古の舞台芸術「能」に触発された音楽劇を上演します。
本公演は、ザハ・ハディドをシテに描く演目『挫波(ザハ)』
高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる演目『敦賀(つるが)』の2演目で構成されます。
-----------------------------------------------
『挫波』ー東京五輪招致のため、2012年新国立競技場の設計者としてコンペで選ばれた天才建築家「ザハ・ハディド」。その圧倒的なデザインで脚光を浴びながら、後にその採用を白紙撤回され、それからほどなく没した彼女をシテとして描く。
『敦賀』―夢のエネルギー計画の期待を担い、1985年の着工以来一兆円を超す巨額の資金が投じられたものの、一度も正式稼動することなく、廃炉の道をたどる高速増殖炉もんじゅ。もんじゅを臨む敦賀の浜を訪れた旅行者が出会うのは――。
目に見えないもの、霊的な存在がその想いを語る「夢幻能」の構造を借り、岡田が問うものはー
社会とその歴史は、その犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、
ひっきりなしに生み出して来て、今だって生み出し続けています。
わたしたちはそれら幽霊や怪物のことを見ないこと忘れてしまうことを、
その気になればできちゃうし、そのほうが快適な向きは確かにある。
でもそれらに、つまり直視しないこと忘却することに、抗うために、
能という演劇形式が持つ構造を借りて、音楽劇を上演します。
岡田利規
============================
魅力的で個性的なアーティスト・出演者
作・演出には、従来の演劇の概念を覆すと評され、手がけた作品は世界90都市以上で上演をかさねるなど、国内外での活躍が目覚しい、作家・演出家・チェルフィッチュ主宰の岡田利規。
音楽は32年にわたって音楽監督として維新派に携わり、「NŌ THEATER」を始め、岡田のミュンヘン・カンマーシュピーレで発表した4作品の音楽を手がけた内橋和久が担当。内橋は即興演奏家としての活動と並行してUA、Salyu、細野晴臣、カルメンマキ等と歌にも積極的に取り組んでいます。
本作ではダクソフォン3重奏を軸に、能の囃子方の役を担います。
出演者には、個性的で才能あふれる俳優・アーティストが集います。俳優、ダンサーとしても常にその活動が注目される森山未來をはじめ、無二の存在感を放つ片桐はいり、独自の個性で俳優としても活躍目覚しい栗原類、若手実力派女優でダンサーでもある石橋静河、チェルフィッチュ作品にも多数出演し、映画監督としても話題を集める太田信吾が名を連ねます。さらに、シンガー・ソングライターの七尾旅人が出演。
類まれな歌い手の七尾が、劇中では謡をつとめ、内橋率いる演奏家とともに音楽劇としての能の根幹を担います。
============================
リモート下でのクリエーションとオンライン上演、戯曲賞受賞について
中止発表後、カンパニーはリモートで稽古を行い、その成果の一部を映像作品『「未練の幽霊と怪物」の上演の幽霊』としてオンラインで上演しました。
岡田が「劇場が閉鎖している状況下だからこそ演劇の成立要件について考える、そして表現を発表する、という態度の表明」とした作品は、2回のみの上演でアーカイブもなく消えた作品であったにも関わらず、そのコンセプトと内容で大きな話題となり、今後への期待を集めました。その後、リモート稽古を経て完成・出版された戯曲は、本年2月、第72回読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)を受賞しました。
延期から1年後となる2021年6月。映像作品での上演、文学賞受賞という大きな話題を経て待望の劇場上演です。
公演ホームページ
https://www.kaat.jp/event/detail?id=37114
出演
森山未來 / 片桐はいり / 栗原類 / 石橋静河 / 太田信吾 / 七尾旅人(謡手) / 演奏: 内橋和久、筒井響子、吉本裕美子
スタッフ
作・演出: 岡田利規 / 音楽監督・演奏: 内橋和久
公演スケジュール
<期間>
2021年6月5日 (土) 〜2021年6月26日 (土)
<公演日・開演時間>
06月05日(土) 17:00◎
06月06日(日) 14:00
06月07日(月) 19:00
06月09日(水) 14:00
06月10日(木) 19:00
06月11日(金) 14:00
06月12日(土) 13:00◎
06月13日(日) 13:00
06月14日(月) 19:00
06月16日(水) 14:00 / 19:00◎
06月17日(木) 19:00
06月18日(金) 14:00
06月19日(土) 13:00
06月20日(日) 13:00◎
06月21日(月) 19:00
06月23日(水) 14:00◎ / 19:00
06月24日(木) 19:00
06月25日(金) 14:00◎
06月26日(土) 12:00 / 17:00
◎=託児サービスのある回 要事前予約・有料(マザーズ 0120-788-222)
※開場は、開演の30分前です。
チケット
一般:6,800円
U24チケット(24歳以下):3,400円
高校生以下割引:1,000円
シルバー割引(満65歳以上):6,300円
(全席指定・税込)
※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにて4月24日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)。
<カンフェティ取扱チケット>
一般:6,800円
(全席指定・税込)
こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。
カンフェティチケットセンター
0120-240-540(平日 10:00〜18:00)
会場
神奈川芸術劇場 大スタジオ
備考
※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。
※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわ【0570-015-415(受付時間:10:00〜18:00)】にお問い合わせください。
※未就学児童はご入場いただけません。
※営利目的の転売禁止。
団体概要