home  >  WEBインタビュー一覧  >  BSP ブルーシャトルプロデュース

PICKUP
BSP ブルーシャトルプロデュース

キメ画像1

近藤勇、芹沢鴨、土方歳三、沖田総司……

4人の隊士それぞれの視点で描かれる、4つの物語

ブルーシャトルに所属する若手俳優を中心に結成されたユニットBSP。イベントや公演を定期的に行い、個性豊かなメンバー達とこのカンパニー独特な表現方法で観客を魅了し着実にファンを増やし続けている。そんな彼らの新作が『新選組』に決まった。近藤勇、芹沢鴨、土方歳三、沖田総司……この4人の隊士それぞれの視点で描かれる、4つの物語に挑む。BSP立ち上げ5年を迎えた今年最後の、そして2018年のスタートを飾る作品として彼らが描く『新選組』とは!? 主役の4人鐘ヶ江洸、田中尚輝、田渕法明、山本誠大と、初の敵役に挑戦する松田岳の5人に話を聞いた。

PROFILE

松田 岳(まつだ・がく)のプロフィール画像

● 松田 岳(まつだ・がく)
1992年11月20日生まれ、兵庫県出身。 幼い頃より芸能活動を始め、映画『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』で本格的に俳優として活動開始、テレビ朝日『仮面ライダー鎧武』ザック/仮面ライダーナックル役で注目を集める。ドラマや映画、舞台など多方面で活躍中。ブルーシャトルプロデュース公演を始め、ミュージカル『忍たま乱太郎』シリーズ、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズなど人気作品に出演中。2018年3月にはSHOW HOUSE 『GEM CLUBU』への出演が決定している。

鐘ヶ江 洸(かねがえ・こう)のプロフィール画像

● 鐘ヶ江 洸(かねがえ・こう)
1992年11月28日生まれ、福岡県出身。 特技のアクロバット、殺陣、ジャズダンスで舞台を中心に活躍中。近年の主な作品に、ミュージカル『忍たま乱太郎』シリーズ、『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』シリーズ、超体感ステージ『キャプテン翼』などがある。10月からは舞台『炎の蜃気楼昭和編 紅蓮坂ブルース』に出演が決まっている。

田中尚輝(たなか・なおき)のプロフィール画像

● 田中尚輝(たなか・なおき)
1995年9月26日生まれ、兵庫県出身。 野球、アクション、ジャズダンスを得意とし、ブルーシャトルプロデュース公演を始め舞台や映画などで活躍中。近年の作品に舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』(西星学園:黛遊馬役)episode1〜4全てに出演。

田渕法明(たぶち・のりあき)のプロフィール画像

● 田渕法明(たぶち・のりあき)
1983年10月7日生まれ、大阪府出身。 演劇ユニット・アクサルからブルーシャトルプロデュース公演まで様々な舞台で活躍中。近年の作品に、聖地ポーカーズ魄/hack 舞台版『ハコオンナ』、THE PLAN9 15周年記念公演『ブルース』、Patch stage vol.7『幽悲伝』(陽向役)、BLACK★TIGHTS EntertainmentMusical vol.4 『ラグナロク』など。

山本誠大(やまもと・まさひろ)のプロフィール画像

● 山本誠大(やまもと・まさひろ)
1987年1月5日生まれ、愛媛県出身。 得意のサッカー、ジャズダンス、アクロバット、殺陣で舞台を中心にTV、CM、ドラマなどで活躍中。近年の作品に、舞台『夏の名残りの薔薇』、吉本新喜劇 佐藤太一郎企画『風のピンチヒッター’14』『THE END’16』『夏の魔球’15』など。現在USJに出演中。

インタビュー写真

――― 『新選組』は熱いファンが多く、さまざまな切り口の作品が多数存在します。きっと次回作として聞いた時は、色々な想いがあったと思います。

山本「僕は近藤勇を演じます。『新選組』といえばだんだら羽織をすぐ連想しますが、それを着てお客様の前に出るんだなぁと。僕の名前が“誠大”で“誠”という文字が羽織の背中にあるので、名前も背負っている感じでワクワクしつつ気合いが入りますね」

田渕「新選組はたくさんの方に支持されていて人気があるので多少の重圧はあります。芹沢鴨をしっかり演じないと、という責任を感じています」

田中「新選組と聞いた時は、またやれるんだ!と思ったのが第一印象です。いい意味で予想を裏切れるような作品に、このチームで今の時期だからこそできるのかなって。今までとは違ったチャレンジもしていきたいという気持ちが僕の中にはあったので、あらためて新選組と聞いた時に、やれることになってすごく嬉しかったです。僕は土方歳三を演じますが、このメンバーでどうやって創って行こうかドキドキワクワクしています。楽しみです」

鐘ヶ江「僕らがやっているBSPの公演は、いまある舞台団体の中でも特殊で、作品によっては小道具を使わないとか、ロープだけで表現したり、“縛りの中でやる演劇”を創っていて、そこに加えてダンスや殺陣、アクションが多いというのも特徴です。僕は沖田総司を演じますが、いわゆる固定観念の沖田とかではなくて、僕らがやれる新選組を大事にしたいなと思っています」

松田「新たな闘いが始まるなと思いました。本作で僕は初の敵役、吉田稔麿に挑みます。新選組は色々な役者さんが演じてきて、その中で僕たちBSPというチームで5年目になりますが、今の僕たちにしか描けない新選組があると思うので、稽古の段階からそれを意識したいですね」

――― 4話、それぞれが主演となる構成ですが、テーマやポイントは?

田中「それぞれの話にはタイトルがついていまして、『近藤勇の大志』、『芹沢鴨の後悔』、『土方歳三の憂鬱』、『沖田総司の純愛』と描いていきます」

鐘ヶ江「そして歌が多いとかダンスが多いとか…沖田総司の話では○○が多い、近藤勇の時は○○が多い、パフォーマンスをメインに展開する話、ストレートプレイのお話など、4つそれぞれ個性を持った見せ方になるので、4つ観て頂くととても楽しめるようになっています」

田中「一話、一話、カラーが違ってくると思います」

山本「脚本・演出の大塚さんは『全く違う色にしたい』とおっしゃっていました」

田中「そうなんです。全話、演出家が違うんじゃないかと思われるくらい性質を変えたいと。あらたなチャレンジですよね」

山本「近藤は、みんなで話し合って進行する青春群像みたいなイメージになりそうです。熱いメンバーなので、みんなとぶつかったりとか、それでも一丸となって前に進んでいくような、どう壬生浪士組から新選組まで立ち上がるかなというストーリーを会話ベースに描いていきます。それぞれのやり取りが見どころになってくるかなと」

田渕「僕の物語は、僕・芹沢鴨が暗殺されるまでを描きますが、それをエンターテインメント色の強い演出として描きます。死を取り扱うので最初のイメージはもっと鬱々とした感じかな?と思っていたら、逆に華やかになると構想を聞いてワクワクしています。ここで歌が出てくるかも!? すごく不安です」(全員爆笑)

インタビュー写真

――― このお話はギャップが見どころになりそうですね

田中「僕の土方歳三の回は、ダンスが多いのではないかと聞いております」

鐘ヶ江「憂鬱なダンス?」

田中「(笑)。言葉で表現しきらずにダンスや身体表現で心に抱えているモヤモヤや、人を斬って斬られての苦悩をダンスで表現する……。ポイントがコンテンポラリーダンスとのことで、僕はそれを聞いてびっくりしました。いや〜不安ですね。」(全員爆笑)

鐘ヶ江「そして沖田の話はアクションを全面に見せる回になると聞いています! そして全話のまとめ的なお話を担う所になるそうです」

田渕「ここが有名な池田屋を描くところになると思います」

山本「それはもう殺陣満載だよね!」

鐘ヶ江「アクションをガッツリ押し出した作品になるそうです! そして次につながるような見せ方になるようですよ! 今回の結末がどう描かれるか、そこも楽しみにしていてください」

――― そうして松田さん演じる吉田役はこの4人に関わってくると……。

松田「そうですね、彼らに対立していきます。全員とどう関わっていくのか、楽しみです」

田渕「僕たちは関西をメインに活動していますが京都にゆかりがありまして、霊山歴史館に依頼して史実考証というものをできるだけ厳密にしていこうと。関西ならではの史実にそった新選組をどんどん取り入れて、そこにエンターテインメント性を入れていこうと考えているので、その中で吉田稔麿が最終的に池田屋で相対するところまで、どの部分でみんなと接触していくかポイントですね」

松田「吉田稔麿はとても頭が良く、もし池田屋で亡くなっていなかったら総理大臣になっていたのではないかと言われるくらいの人物です。その吉田が最後、沖田と対峙するところが僕の見どころになると思います。新選組の隊士たちがすごくカッコよくフューチャーされている中、その反面、そうは思わず嫌っていた人たちもいて、その部分を僕が出せればなと。新選組をぶっ潰す気合いで行きたいです」

インタビュー写真

与えられた挑戦とこだわり

――― BSPならではの、それぞれの得意分野も生かしたキャラクターがみられそうですね

鐘ヶ江「コンテンポラリーね(笑)」

田中「ダンスは好きですよ!」

田渕「(笑)。でもそれぞれに1つずつ挑戦を与えられている気がしています」

山本「そうですね、近藤は局長としてみんなをまとめたりする立場ですが、僕自身は得意ではないので、皆を引っ張ってまとめる役というのは挑戦だなと思いますね、プレッシャーがあります」

松田「そんなことないよ、まー君はいつも引っ張ってくれているよ」

山本「ありがとー! そして会話でみせる部分も今回は挑戦になるかも」

田渕「僕自身はBSP作品で真ん中に立つことがあまりなかったので、それ自体がまず挑戦かなと。ピンポイントに役割を担うことが多かったので、自分中心の物語ということ自体すごくプレッシャーがあります。
 そしてエンターテインメント色が強い演出という所では、もっとできるだろうという自分を求められている気がしているので、更にエンターテイナーとしての挑戦ができたらと思っていますね」

松田「みんなの話を聞いているだけで楽しみで、早く稽古がしたくてウズウズしています。台本上、自分がどういう役どころになっているか早く文字で知りたいし、早く色々な想像がしたいですね。この公演チラシでもみんな前を見据えてかっこいいんです。
 実はこのチラシ、はじめは僕(吉田)も正面を向いているカットで作っていて、初めてスタッフさんに『僕はみんなと同じ目線を向きたくないです』と意見したんです。隊士たちが真ん中を見ていて僕も同じ方向を見てしまうと、それは僕の中の吉田稔麿でないと。違う所に目を向けている存在になれれば、それが僕の挑戦です」

田中「そうですね、僕はコンテンポラリーダンスが挑戦ですね(笑)。企画書を読んで一番汗をかいたのはそこだったので」

田渕「ダンスのジャンルが違うもんね」

田中「そうなんです。ダンスは得意でBSPの公演ではダンスリーダーとしてやっていますが、今回は未知の世界になりそうで、さらに土方歳三は鬼の副長と呼ばれているのに、僕は年齢的にも貫禄的にも現段階では足りてなくて。
 BSPの中でもまだまだ弟分的なのに、年上を演じなければいけない。そこも挑戦ですよね。田中尚輝が土方をできるのかと思われているかもしれませんが、予想を裏切っていきたいです。今回は色々な挑戦があって、色々な壁をぶち壊していきたいです」

鐘ヶ江「一番の挑戦は24公演って所ですかね、オリジナル公演で24公演は無かったので大変だと思う。しっかりみんなで評判を高めて行けるような作品にしていきたいです。『こんなエグイ奴らがいる』って東京にも大阪にも名を馳せたいなって思うのが新選組っぽくていいかな。世の中にBSPの名を轟かせて行きたいです」

――― 公演が長いと本番中も進化しそうですね

鐘ヶ江「大阪と東京では年末年始で間が1か月開くので、ちょっと変わるかもしれないです。劇場も変わりますしBSPはそういう所もあるんです」

田渕「お正月に何があるかで変わるかもね(笑)」

インタビュー写真

ゲストを迎えての作品も初となる。たくさんのキャストの中にはいつも殺陣をつける先生的な存在、ドヰタイジが岡田以蔵役で出演、強敵だ。

鐘ヶ江「以蔵のビジュアルを見た時に、ヤバい勝てるかな(笑)。とうとう来たかと」

山本「殺気が一人だけ違いますよね!」

田渕「BSPでずっと殺陣を付けていただいていたドヰさんに出演していただけます。みんなの先生という立場ですが、その方が敵として立ちはだかるという所で見劣りしてはいけないし、いろんな意味で最大の敵です」

田中「BSP初が色々ありましたね。今回初めてゲストもお呼びしているんですよ」

田渕「原田役の新井將くんや、寺井竜哉くんもご出演していただきます。ドヰさんを超えることもテーマにあるかもしれません」

――― 設立5年目にして新たな段階にきていますね

田渕「いつも小道具の扇子やロープなど、縛りがある作品が多かったBSPですが、今回はあえて縛らない方向だそうです」

松田「逆に縛らないことに縛られている(笑)」

田渕「縛りが無くなった時に僕たちはどんな芝居を見せることができるのか」

鐘ヶ江「BSPは毎回が集大成のように思っていますが、本当に今回は縛らないことで弾けちゃうよね」

インタビュー写真

――― 集大成というより、新たな扉を開ける、解き放たれた作品になりそうですね。稽古に向けて楽しみにしていることや大事にしている事を教えてください

山本「ドヰさん含め、初共演の方々と出会えるのが楽しみであり、同じチームでやってきたので、今までとは違うBSPの公演にできるのではないかと。早く稽古がしたいです」

田渕「僕は知識を大事にしたいと思っていまして、過去の文献を読み込んでどんどん知識を深めて、それをBSPの新選組に昇華していきたいと思っています」

松田「BSPと言ったら新選組だねって思われるような作品にしたいと思っています。5年目の代表作にもしたくて、それに向けてひとりひとりが高め合っていけたら。そしてドヰさんが参加していることがとても嬉しくて、殺陣の他にいつも舞台上でのアクションサンプラー(殺陣の効果音出し)もしてくれていて、僕らの気持ちとしてはずっと一緒に戦ってきた先生であり大事な仲間なんです。
 そして新井くんは先日のBSPイベントにゲストで出てもらいましたが、とてもいい青年で、一緒にお芝居してメンバーにも新たな表現がどんどん出てくると思います。そして一番楽しみなのは4人の主役たちが板の上でどんな姿を見せてくれるのか偉そうですが楽しみです」

田中「大事にしたいことは、4つに分かれている意味ですね。繰り返しになりますが色が違い、視点が変わる、感じる温度や湿度も全部変わってくると思います。どの話を見ていただいても共感できる部分があったりとか、この人の価値観と違うと思ってもらってもよくて、4つ通した時に全体の景色がパッと開けるようなものを作って行きたい。各々が個性としてどう輝いて、さらに全体でどう輝いていけるか、それをどう体現していけるか楽しみです」

鐘ヶ江「舞台をやる上で大事にしていることは、とにかく本気でひとつひとつやるということ。その一つに立ち回りがあり、本番では竹光という軽い小道具を使うので、かっこよくはなるけど、斬り合いや命のやり取りは大事にしたくて、練習では真剣でワラを切ったりしました。命はとても重いものなので、リアルな部分を大切にしつつ、エンターテインメント的なところも常に高めていきたいと思っています」

――― では最後にメッセージをお願いします

山本「心に残るような作品にします。東京は2017年の年末をBSP公演で締めていただいて、大阪は新年の幕開けとして是非いらしてください」

田渕「BSPの作品は観たら明日も頑張ろうと思うような活力をもらえる作品を創っています。ぜひ観に来ていただいて元気な気持ちになっていただきたいなと思っています」

松田「劇場でお待ちしております!」

田中「22歳の初舞台がこの作品になります。一皮むけた田中尚輝をお楽しみに! コンテンポラリーダンスがんばるよ!」

鐘ヶ江「TVとは違い、舞台は劇場に足を運んでいただかないと伝わらないものです。ぜひこの生の熱を劇場で体感しにきていただけたらと思います。待っています!」



(取材・文&写真:谷中理音)
(衣裳提供:prit RINEN)

キメ画像2

公演情報

「新選組【東京公演】」のチラシ画像
ブルーシャトルプロデュース
新選組【東京公演】


2017年12月15日 (金) 〜2017年12月23日 (土・祝)
あうるすぽっと
HP:公演ホームページ

S席:7,000円
A席:6,000円
(全席指定・税込)

詳細はこちら
ブルーシャトルプロデュース 新選組【東京公演】

2017年12月15日 (金) 〜2017年12月23日 (土・祝)
あうるすぽっと
HP:公演ホームページ
14名限定!S席7,000円 → カンフェティ特別価格!(チケット購入ページにて公開!)
※10/16発売予定