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錦織純平・川畑光瑠

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真夏の挑戦!劇団ハーベストの夏が今年もやって来る!

彼女たちの夢と成長を描く、芸能青春ストーリー 

ソニー・ミュージックアーティスツが開催した女優発掘オーディションで選ばれた少女たちを中心に結成された劇団ハーベスト。2012年から定期的に公演を行い、様々な挑戦を続けてきた彼女たちがこの夏届けるのは、第12回公演『芸能事務所 錦芸能舎の夏』。その劇団ハーベストを初プロデュースするのは、氣志團・綾小路 翔の懐刀で錦織激団の主催・錦織純平。脚本・出演もこなす錦織と、劇団を代表して川畑光瑠に話を聞いた。

PROFILE

錦織純平(にしきおり・じゅんぺい)のプロフィール画像

● 錦織純平(にしきおり・じゅんぺい)
1989年2月7日生まれ。鹿児島出身。氣志團・綾小路 翔の懐刀でバックダンサーやライブの演出に携わる。原宿出身とするアイドルグループ「微熱DANJI」リーダー。そして錦織激団の主演、脚本、演出を担い、斬新かつ独特なアイディアと、多彩な才能で数々の公演を行っている。

川畑光瑠(かわばた・ひかる)のプロフィール画像

● 川畑光瑠(かわばた・ひかる)
1998年6月13日生まれ。鹿児島出身。 劇団ハーベストメンバー。劇団を支えるしっかり者。2012年旗揚げ公演『開演します!〜girl's up! up!〜』をウッディシアター中目黒にて開催してから現在まで、ほとんどの公演に出演している。先日、『ここは私の家だって!』(中野劇場HOPE)に出演し、初の客演を果たす。

● 劇団ハーベスト
2011年夏にソニー・ミュージックアーティスツに開催された女優発掘オーディション「アクトレース」で選ばれた少女たちを中心に結成された、総勢14人の劇団。個性と才能豊かなメンバーが揃い、舞台はもちろん、ドラマ・映画・CMと各方面で活躍中。現在11回の定期公演と5回の特別公演で注目を集めている。

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お互い始めての事をやってみよう

都会の片隅にある芸能事務所『錦芸能舎』。そこには様々な夢を持つ少女たちが所属している。ある日、社長に呼び出された彼女たちは、ある課題を出されて・・・。

――お二人は初タッグとなりますが、きっかけを教えてください。


錦織「劇団ハーベストには客演で何度か出演しておりまして、なぜか毎年夏に呼ばれることが多くて」

川畑「そうなんです!夏には欠かせない純平さんです」

錦織「(笑)夏のお話しをいただき、新しい事ができないかと相談をしていたら、ハーベストでも新しい事をやりたいという事だったので、『お互いに初めての事をやってみましょう』というところから、僕は初めてプロデュースと脚本を担当することになりました」

――― 圧倒的に若いパワーを持つ女性達と一緒のお仕事になります。

錦織「すんごいパワーあるけど、僕もあのくらいの頃はキラキラして、それぐらいパワーがあったなぁ、と常に昔を思い出しています…夏はそうめん美味しいですよね…」

川畑「いつも面白くて、純平さんがいれば場は明るくなります!お任せしていられる安定の純平さんです」

錦織「ほんとに女子たちはパワーがすごいです。稽古を4、5時間やって、休憩時間でもおしゃべりして、また稽古をして帰りもそのままおしゃべりして帰って行きますから」

川畑「おしゃべりがつきないんですよ。みんなのテンションもずっと変わらないです」

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私の事を見抜いているなと感じました

――― 芸能事務所のお話となると、歌あり、ダンスありと盛りだくさんのイメージがありますが、どんな物語になりますか?

錦織「ずばりファッションよりパッションです!僕はパッションなんですよ。台本は気持ちを大事にして勢いで書いていまして、たまに伝わらないこともあるみたいですが、台本は読んだの?」

川畑「読みました!むちゃくちゃ面白かったです!ああ、私だなって思いました。純平さんは私たちと3年くらい一緒に作品を作ってくれているので、私の色々なところを見抜いているなと感じましたね。面白いキャラに書いてくださってすごく嬉しかったです!目立ちたがり屋なんだけど、リーダーになりきれない役どころです」

錦織「まだ色々変わるかもしれない、僕の本は変わるんですよ。稽古を始めてみると、会話劇になっていなかったりするので、その場で色々作っていきます」

――― 等身大の頑張る姿がみられそうですが、現実の姿も入っていそうですね。

錦織「大筋はこうかなって思って台本を書いていますね」

川畑「私から見てもほぼ当たっていますね、的を得ていて納得しちゃいました。みんながそれぞれ面白いので楽しみにしていてください」

――― すでに始まっていることはありますか?

錦織「そうですね、僕のダイエットは始まっていますね」(全員爆笑)

川畑「私のダイエットも始まっています」

錦織「え!いま食べておいた方がいいよ!鹿児島の西郷さんの血が流れているから大きくなるのは仕方ないんだよ」(※おふたりとも鹿児島出身)

川畑「稽古が始まるとケータリングを食べてしまうので、いまひかえています」

錦織「ケータリングは手が出ちゃうよね、ア●●ォートが止まらない」

川畑「いくらでも食べられちゃうから危険なんですよ!」

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音楽には相乗効果がある

――― ところでハーベストは劇中歌も楽しみですが、音楽で考えていることは?

錦織「僕は氣志團というバンドとよく一緒にお仕事をしていますが、音楽で空気を変えるやり方について、彼らは上手いんです。それをずっとやっているので、ついその手法を使いたくなりますが、演出・中村公平さんの劇団レトロノートのお芝居を観に行った時、音楽をほとんど使わずに最後までやっていて、『これがお芝居の演出か』と。ちょっと反省して、マネージャーに相談したら『向いてないです』とバッサリ怒られましたが」

――― 音楽が純平さんの持ち味ですよね。

錦織「音楽が欲しくなっちゃうんですよね。普段ドラマやお芝居を観ていても、楽曲にもってかれます。泣くほどの芝居でなくても良い曲だとポロっときちゃう。それくらい音楽には相乗効果があるので重視しています。そんな訳で今回、ギターやピアノが得意な広瀬ちゃん(広瀬咲楽)に曲をお願いしようかなと思っています。彼女が作詞作曲をすることで相乗効果がさらに上がります」

川畑「前回の公演も広瀬が音楽を担当しまして、7曲くらい書きました。歌詞も良くて、今回も良い曲が聞けると思います」

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面白いものは何度やっても面白いんだ

――― 楽しみにしていることはありますか?

錦織「僕はもうステージ・制作が大好きで、ひとつでもイベントがあるとワクワクしているので、この作品を全力で取り組もうと思っています」

川畑「純平さんとは何度か共演していますが、純平さん脚本の公演には出演したことがありませんでした。ハーベストでは望月瑠菜と高橋紗良は客演で呼んでいただいたことがあり、ずっと羨ましくて、それが今回ハーベストでやらせていただけるというのはすごく楽しみなことですね」

錦織「さらに今回の僕の本に、公平さんがどう演出をつけてくれるのかも楽しみの一つですよね。僕がステージに立つときに心掛けているのは、力いっぱい汗をかくことです。そのあたりを感じ取ってもらえればと思います。最前列の方、汗がかかってしまったらスミマセン。青春のパッションを感じてください」

川畑「よく公平さんが純平さんの言葉を借りて『面白いものは何度やっても面白いんだよ』って言うんですね。それって本当にそうで、純平さんはいつお会いしても、同じ事を何回しても面白いんです。今回は私たちもそれについて行って、何回観に来ても面白いものがしっかりと作れるようにがんばりたいです」

錦織「稽古から本番まで、何回も同じことをするわけで。自分たちは新鮮味が薄れてきてしまうけど、常に最高を出さないと。そしてその日しか観られないもの(日替わり)も少しでも見せられるよう考えて行きたいですね。それがハマらなかったら、この子たちのせいです」

川畑「(笑)。ドキドキしますね。プレッシャーをいまかけられました!」



部活みたいにビシビシ鍛えられそう

川畑「今回の挑戦を一言で言うのは難しいですが、純平さんプロデュースが一番大きなポイントだと思っています。今まで色々な方が脚本を書いてくださいましたが、青春や女子学生のお話しが多かったところに、ちょっと変化球的な新しいお話になっているので、それが今回の挑戦だと思います」

――― いつも錦織激団では演出ですが、公平さん演出になるということで立場がかわりますね

錦織「僕は本当に公平さんの演出が大好きです。自分しかわからないような本を書いてしまっても、公平さんがお芝居にしてくれることに、とてもワクワクしています。公平さんは客演の時から、演じていてセリフが足りないとか感じたところは、どんどん指摘してくれて、冷静に見てくれる演出家なので心配ごとはないです。とても信頼しているので良いものができると思っています。
 何かあったらプロデュースの立場を使おうかと(笑)僕にはプロデューサーカード(イエローカードみたいな物)を作っていただいて」

川畑「Pカードが出たら、プロデューサー前に正座で集合ですね。部活みたいにビシビシ鍛えられそうです!」


(取材・文&撮影:谷中理音)

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