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デイヴィッド・スウィンソン

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『アヴェ・マリア』『明日に架ける橋』などクリスマスシーズンの心に沁みる名曲の数々

天使の歌声に心洗われる ロンドン・トリニティ少年合唱団クリスマスコンサート

PROFILE

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● デイヴィッド・スウィンソン
オックスフィードのマグダレーン・カレッジにて聖歌隊長を務めた後、王立音楽大学にてピアノ及びオルガンを専攻。以来、教師、指揮者、オルガニストなど多分野で活躍している。ヨーロッパ各国、米国などでは自身のオルガン・リサイタルも行い、2001年からトリニティ少年合唱団のディレクターに就任、国内外に渡る活動を率いている。

ロンドン・トリニティ少年合唱団のプロフィール画像

● ロンドン・トリニティ少年合唱団
ロンドンの名門男子校であるトリニティ・スクールにて約40年前に創設されて以来、イギリスのミュージック・シーンの最前線で活躍している少年合唱団。これまでに、グルインドボール、英国ロイヤル・オペラ・ハウス、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、パリ・オペラ座、そしてヴェネツィアのフェニーチェ劇場など、世界各地の名誉ある舞台に出演。また、ロンドンにて毎夏開催されるクラシック音楽コンサート、BBCプロムスへの定期招待も受けており、2006年にはロイヤル・アルバート・ホールにて開催されたエリザベス女王の生誕80年記念コンサートで合唱を披露した。著名オーケストラとの共演はもちろんのこと、ウィーン、フランス、オランダ、香港、マレーシア、そしてノルウェーなどで公演を行っている。最近では『マレフィセント』など映画のサウンドトラックにも参加。世界から注目を集め続けている。

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――― ロンドンの南にある名門男子校トリニティ・スクール。生徒の多くが合唱団に所属し切磋琢磨する中、トップクラスの生徒たちによる合唱団が来日。名建築として名高い東京カテドラル聖マリア大聖堂で聴く“天使の歌声”は厳かな雰囲気を醸し出し、コンサートホールでは味わうことのできない特別な時間となるだろう。合唱団のディレクター、デイヴィッド・スウィンソンさんに伺った。

 「トリニティ少年合唱団は12月の日本公演をとても楽しみにしています。観客の皆さまの前で歌うのはとても名誉なこと。皆さまに楽しんで、驚いて、感動してもらえる公演になるように一生懸命練習に励んでいます。クリスマスのナンバーはいつも多くの方に楽しんで頂けるので、今回も歌うのを楽しみにしているんです。皆さまおなじみのメロディを、私たちオリジナルの新バージョンでお楽しみ下さい」


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――― トリニティ少年合唱団の魅力とは。

「トリニティ・スクールは私立の名門校ではありますが、慈善団体により運営されているため裕福でない家庭の生徒たちは無料で教育が受けられます。民族的にも経済的バックグラウンドも多様な生徒たちを育てていることに私たちは誇りを持っています。我が校の特徴を3つ挙げるなら、1つ目はフレンドリーであること、2つ目は学業優秀であること、3つ目は課外授業に、特に音楽に重点を置いていることです。音楽においてイギリスのトップ校であり、全生徒が音楽活動に参加しています。
 皆さまが少年合唱団に感じる魅力は様々だと思いますが、少年の声には大人の声とは違った特有の美しさがあります。音楽的な課題を乗り越え、技術を磨き、観客の皆さまを前に歌う生徒たちには喜びと自信が溢れています。子供たちが歌を楽しみ成長していく姿は、未来への希望ですね」


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――― 日本公演への意気込みを。

「合唱団にとってツアーはいつもワクワクするものです。私は以前から日本を訪れたいと思っていましたし、日本の皆さまがイギリスの合唱団に大変興味を持って下さっていることも知っています。日本公演が皆さまにとって楽しいものになること、そして生徒たちにとっても公演が楽しいものとなり、日本で素晴らしい時間を過ごすことを願っています。生徒たちは一生心に残る思い出を持って帰国することでしょう!」



(取材・文:田中晶江)


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